簡単に作れる「巣ごもりごはん」で不調とサヨナラ! 薬膳の力でコロナ禍を乗りきる

食・料理

公開日:2021/2/13

巣ごもりごはん便利帳 週2回の買い物でできる不調ケアレシピ
『巣ごもりごはん便利帳 週2回の買い物でできる不調ケアレシピ』(ちづかみゆき/翔泳社)

 世間では未だに新型コロナが猛威を振るっており、外出の機会は減る一方。運動不足により、体調不良に悩まされている…という人も多いのではないだろうか。『巣ごもりごはん便利帳 週2回の買い物でできる不調ケアレシピ』を読めば、そんな悩みも解決。自炊をしながら、身体の調子を整えられるだろう。

 同書を手掛けたのは、『暮らしの図鑑 薬膳』(翔泳社)などの著作で知られる「薬膳料理教室 meixue」の主宰・ちづかみゆき氏。イベント講師や企業へのレシピ提供などを行っており、季節の薬膳や美容の薬膳を中心としたレシピが高く評価されている。

 書籍内では「巣ごもりごはんの7ルール」として、「食べきらない」「あきない作りおき」「副菜は火を使わない」といったアドバイスを提示。7つのルールを軸として、朝食やランチ、季節の献立などを組み立てていく。

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 自炊に慣れていない人のために、レシピだけでなく料理の活用方法を紹介しているのも大きな特徴。朝食をルーティン化して手間を省いたり、ランチをアレンジで乗りきる方法なども取り上げられている。“作っておしまい”の既存のレシピ本とは違い、アフターケアもバッチリだ。

 家で過ごすことが多い巣ごもり期間は、血行不良・胃腸の不具合・むくみ・便秘など、さまざまな不調が生じるもの。そんな時は薬膳の考え方を参考にして、胃腸を温めてくれる鶏肉や、疲労回復・食欲アップなどを期待できるキャベツといった食材を取り入れるとよいだろう。

 同書では、作り置きに飽きないように応用がきくレシピも紹介されている。その中でも「万能肉みそ」は、汁なし担々麺としてメインに使用したり、たたきキュウリに添えて副菜にしたりと、名前の通り万能。味付けを変更することによって、「和風」「中華風」「タコスミート風」とバリエーションを増やし、マンネリ化を防げるはず。

 また、セロリにはイライラやむくみをやわらげる力があり、巣ごもり期間の食事にはうってつけ。「セロリとちくわのきんぴら」はたった数分で調理できる上、火を使わずに済む簡単レシピだ。

 紹介されているレシピはどれもオシャレで、パパっと簡単に作れるものばかり。美容や健康にいい薬膳レシピをマスターして、コロナ禍のご時世を乗りきってみてはいかがだろうか。

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