『サザエさん』サザエとカツオの姉弟愛! カツオのツンデレぶりに「不覚にも萌えた」

アニメ

公開日:2021/2/28

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 2月21日に放送された『サザエさん』で、サザエとカツオの姉弟愛が視聴者の間で話題になった。

 そのエピソードは、作品No.8215「姉さんは、おせっかい」。ある日、サザエと子どもたちは訪問した家でジュースを出された際、こぼさないようにとサザエがタラちゃんの膝にハンカチをかけるが、その際自分の肘でジュースが入ったコップを倒してしまう。

 帰宅後、カツオは「姉さんのおせっかいで恥をかいた」とゲンナリするが、ワカメは面倒見がいいだけだと反論。しかし、カツオはだんだんと日々募ったサザエのおせっかいが鬱陶しく感じるようになり、ついには改まった態度で「これからは僕に余計なおせっかいを焼かないでください」「自分のことは自分でやりますので」と直談判。

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 様子のおかしさにサザエが首をかしげると、横にいたマスオさんは「そういう年頃なんだよ」とどこ吹く風と聞き流すのだった。

 翌日、人が変わったようにテキパキと過ごし、宿題も珍しくしっかり取り組むカツオ。だが、夜には「僕は自立してるから」と調子に乗って、明日も学校があるにも関わらず漫画本に夢中になって夜更かしをし、翌朝、案の定寝坊してしまう。

 急いで朝ご飯を食べているカツオに代わって、サザエがカツオのランドセルを準備してすぐ家を出られるようにアシスト。しかし、そんな優しさにもカツオは「姉さん、おせっかいはやめてよ」と怪訝な表情を浮かべる。

 学校に到着するやいなや、カツオは昨日やった宿題のノートを家に忘れてきたことに気がつく。焦りながらもランドセルの中を確認してみると、なぜか宿題のノートを発見。どうやらサザエが入れてくれていたようだ。サザエのおせっかいのありがたさが身に染みてわかったカツオは、帰宅後、サザエに「姉さんって本当おせっかいだよね」と皮肉を言いつつ、「姉さん、ありがとう」と照れながら感謝の気持ちを伝えるのだった。

 あたたかな姉弟の仲を描いたエピソードに対し、視聴者からは「サザエへの愛に溢れた話だった」「サザエさんとカツオの関係羨ましすぎる」「カツオのサザエに対する貴重なデレに不覚にも萌えた」「えぇ姉弟やな…」「サザエさんで姉弟の話とかされると沁みる」とほっこりする声が多くあがっている。

 自らの誤りに気が付いたとき、きちんと反省した上で、相手に感謝の気持ちを伝えられるカツオもまた素晴らしいというものだ…!