話題の“塩ヨーグルト”ってなに?

食・料理

更新日:2012/8/2

 塩麹ブームに続いて、いま、注目を集めている“塩ヨーグルト”。『はなまるマーケット』で2012年に流行しそうなグルメとして紹介され、『ビューティーコロシアム』ではカイヤが「塩ヨーグルトダイエット」に挑戦したことでも話題に。そして、7月には『塩ヨーグルトをはじめよう』(佐藤わか子/文藝春秋)に『魔法の水切り塩ヨーグルトレシピ:おどろきの新食感!』(林 幸子/小学館)と、立て続けにレシピ本が発売されたばかりだ。――しかし、“塩ヨーグルト”とは、一体どんなものなのだろう?

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 答えはそのまんま、単にヨーグルトに塩を加えただけのもの。だが、日本人にとっては“ヨーグルト=甘いデザート”というイメージが強い。『塩ヨーグルトをはじめよう』によれば、世界のヨーグルト料理は、砂糖ではなく塩を混ぜて使うことが一般的であるらしい。たとえば、インド料理のタンドリーチキンでは、まず鶏肉をヨーグルトに漬けるし、世界3大料理に数えられるトルコ料理には、焼きナスとヨーグルトを和えたものや、胡瓜とヨーグルトのサラダなど、数多くの定番料理がある。ヨーグルトを塩味にすれば、さらにレシピが広がる……というわけだ。

 そこで、手始めに試してみたいのが、野菜の塩ヨーグルト漬け。ヨーグルトに塩を加え、さらに切り昆布などを混ぜて、そこにお好みの野菜を漬けこむだけ。ぬか床をつくるよりも簡単で、夏にはもってこいのさっぱり味が楽しめる。ハーブをブレンドすれば、洋風の付けあわせになるのもうれしい。このほかにも、肉を漬け込めばやわらかしっとりした仕上がりになる。

 ヨーグルトは、世界が誇る鉄板の発酵食。美肌づくりや免疫力を高めるにはもってこいの食材な上、ヘルシーだからダイエット効果も期待できそう。かつ、塩麹よりも手に入りやすいのも助かる。あなたも、今年の夏は塩ヨーグルト料理にチャレンジしてみてはいかが?