キンプリ・永瀬廉「心が救われました」 いまだかつてない青春物語『真夜中乙女戦争』の映画化に豪華キャストが集結!

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公開日:2021/3/15

真夜中乙女戦争
『真夜中乙女戦争』(F/KADOKAWA)

 10代・20代を中心とした読者に圧倒的支持を受け、「Amazon」で日本文学カテゴリでベストセラー1位を獲得した小説『真夜中乙女戦争』。同作が来年の冬、豪華キャスト・スタッフによって映画化されることが明らかになった。

『真夜中乙女戦争』は無気力で平凡な大学生“私”を主人公とした物語。“私”が謎の男“黒服”と運命的な出会いを果たし、「東京破壊計画」に巻き込まれていくまでの成長と恋愛、そして内なる戦争を描いていく、いまだかつてない青春の物語だ。

 今回の映画化では、『チワワちゃん』や『とんかつDJアゲ太郎』などを手掛けてきた29歳の俊英・二宮健が脚本・監督を担当。主人公の大学生“私”役には、大人気グループ「King & Prince」の永瀬廉がキャスティングされた。

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 永瀬は以前から俳優としても精力的に活動しており、2020年公開の『弱虫ペダル』では第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。今年5月から放送されるNHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」への出演も控えており、今最も注目を集める役者の一人だ。

 また主人公がひそかに恋心を抱く、「かくれんぼサークル」の“先輩”役にも人気女優が抜擢された。2019年公開『貞子』で主演を務め、今年も『騙し絵の牙』や『賭ケグルイPart2』といった映画に出演する予定の人気女優・池田エライザが、冷酷で凛々しく聡明な女性の役を演じる。

 その他、謎の男“黒服”役にキャスティングされたのは数多くの映画に出演してきた名優・柄本佑。柄本は、二宮監督や永瀬と仕事をするのは今作が初めてだそう。池田と「ちゃんと絡む」のも初めてのことらしく、共演にあたって「『初めて』はとても怖いです。でも、だから面白いんだと思います。頑張ります」とコメントしていた。

写真左から柄本佑、永瀬廉、池田エライザ

 さらに、主要キャストからも今作についてのコメントが届いている。

■“私”役:永瀬廉(King & Prince)
原作を読ませて頂いた時、Fさんが紡ぐ言葉の一つ一つがゆっくりと全身を蝕んで、心が救われました。
なりたい自分がない、日々が退屈、友達もいない。
自分と同世代の皆さんが抱える悩みの集大成のようで、だからこそ自分の意志で動いて、世界を変えてしまうんじゃないかと思わされる存在の“先輩”や“黒服”に出会ってまっすぐ惹かれてしまう、ある意味真っ白な青年の“私”。
二宮監督には何よりも“カッコイイ”映画にして、一緒に成長しようとおっしゃって頂きました。
撮影を経て、作品として完成した時に、最後にどんな“私”になっているのか…今まで皆さんが思い描いていた“永瀬廉”のイメージとは違っているはずです。
皆さんと一緒にこの映画の世界観に酔いしれられる日を楽しみにしています。

■“先輩”役:池田エライザ
ずっと正しく噛み合わないまま新たな動きを見せる歯車のなかで、争おうと生きる先輩を演じさせていただけることに感謝しています。優しく逞しく、嘘のないすっぴんな彼女になるのが楽しみです。
この作品が世に、我々に何を問うか。時代に沿って様変わりしつづける生き物のようなこの作品に真摯に向き合えたらと思います。

 原作者のFは、人気ツイートを元にした書籍『いつか別れる。でもそれは今日ではない』によってデビューを遂げた新進気鋭の作家。著者自身、今回の映画化には大きな期待を寄せているようで、キャスト陣について「現代のアイドルを代表する永瀬廉さんには、いよいよこの度、ダークに、血まみれになって頂かねばなりません。池田エライザさんは今回どのように私たちを振り回してくださるのでしょう。危険極まる男を演じる柄本佑さんが放つ、男の色気にも大いに期待したい」とコメントしている。

 なお映画化の発表にあたって、「KADOKAWA映画」公式YouTubeでは主演・永瀬によるコメント映像も公開された。動画内では永瀬が出演オファーを受けた時の気持ちや、原作の感想などが語られているため、こちらも要チェックだ。

 映画は物語のシンボルとなる東京タワーをはじめとして、東京の街を舞台に3月下旬から撮影がスタートする。劇場公開は来年冬の予定となっているので、原作を読みながら待つのもいいかもしれない。

■映画「真夜中乙女戦争」
原作:F『真夜中乙女戦争』(KADOKAWA刊)
脚本・監督:二宮健
出演:永瀬廉(King & Prince)、池田エライザ、柄本佑
配給:KADOKAWA
©2021 「真夜中乙女戦争」製作委員会
公式サイト