【最新号レポ】「想像しただけで鬱になりそう」謎多き女・幽羅子の生い立ちが明らかに/サンデー19号『MAO』

マンガ

公開日:2021/4/12

週刊少年サンデー
『週刊少年サンデー』19号(小学館)

※この記事は最新号の内容を含みます。ご了承の上お読みください。

 2021年4月7日(水)に発売された『週刊少年サンデー』19号。『MAO』第88話では謎多き女・幽羅子の過去が垣間見え、読者から「思いのほか気の毒な過去だった」「幽羅子さんの生い立ちがなかなかエグい」といった反響が相次いだ。

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 摩緒の想い人・紗那と同じ顔を持つ幽羅子。彼女はいったい何者なのか。なぜ紗那と同じ顔なのか……など未だに多くの疑問がつき纏う幽羅子だが、同話ではそんな彼女の過去が少しだけ明らかになる。

 かつて摩緒たちが仕え、貴族からの依頼により様々な呪いを放っていた陰陽師の名家・御降家。時に呪い返しや御降家の存在を快く思わない者から呪詛などが飛んでくる中、御降家に放たれた呪いはすべて幽羅子のもとに集められたという。

 彼女の役目は、その呪いを体に取り込む器になること――。幽羅子は岩と呪符に囲まれた暗闇の中で一身に呪いを背負い続け、その呪いを使役神にするための媒体にさせられていたのだ。

 当の幽羅子は「なんの疑いも持たなかった」「その場所しか知らなかったから」と語っていたが、読者からは彼女に対する同情の声が続出。ネット上では「呪いを背負い続ける生活とか、想像しただけで鬱になりそう」「御降家の闇を見た気がした」などのコメントが続出している。

 その後彼女は、ひょんなことから外の世界へ脱出。行き着いた先で摩緒と出会うも、最後のコマには“その時から私の本当の悲しみが始まった”と意味深なモノローグが。次回はいよいよ幽羅子と摩緒の出会いが明かされそうだ。

MAO
『MAO』8巻(高橋留美子/小学館)