一流企業が「やられた!」と思った競合商品を告白し反響

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公開日:2021/4/20

一流企業が「やられた!」と思った競合商品を告白し反響

 売り上げを争っている競合企業でも、「正直あの商品にはやられた!」と思うことは少なくない模様。以前放送されたとあるテレビ番組では、有名企業の従業員が本音を語り注目を集めていました。

ライバル企業に「やられた!」と思った商品は?

 話題になったのは「一流企業が禁断のカミングアウト 私、アレにやられました!」(フジテレビ系)というバラエティ番組で、2019年に放送された回。一流企業で働く従業員たちが出演し、ライバル企業に「やられた!」と思った商品などを紹介していました。

 例えば「江崎グリコ」からは、ビスケットマーケティング部の井上翔太さんが登場。50周年を迎えた「クリームコロン」のマーケティングを担当しており、「グリコで1番コロンを愛する男」なのだそうです。しかしそんな彼は、「ブルボン」の「ルマンドアイス」に衝撃を受けたとのこと。「クリームコロン」も「ルマンド」と負けず劣らずのロングセラー商品なのですが、「アイスにする発想はなかった」「あれにはやられましたね」と語っています。

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「東芝ライフスタイル株式会社」の商品開発部・秋田真吾さんが「やられた!」と思った商品は、「株式会社サイエンス」のシャワーヘッド。彼は「ウルトラファインバブル」という技術を使った洗濯機に自信を持っていたのですが、「株式会社サイエンス」はこの技術をシャワーヘッドに応用して大ヒットしました。秋田さん曰く洗濯機は「10年に1回」というタイミングでしか買い替えてくれないのですが、シャワーヘッドは手軽に交換が可能。実際に「株式会社サイエンス」は、ここ数年でみるみる売り上げを伸ばしているそうです。

「タカラトミー」では「バンダイ」のおもちゃが大人気?

 番組で語られた一流企業の本音に、ネット上では「これはいい企画。同業の人に認められるほどの商品って本当にすごい!」「競合って争ってばかりいるイメージだけど、互いにリスペクトしてる雰囲気があって好感が持てる」といった声が。また「自分も商品開発の仕事をやってるけど、本当に良い商品は競合であっても使う」と共感する人もいました。

 競合企業といえば、以前「タカラトミー」がTwitter公式アカウントで「おもちゃメーカーですから職場のいたるところで自社他社のおもちゃ音が鳴り響いてます」といったツイートを投稿。しかし「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系)に登場する変身音の擬音が書かれており、「それってバンダイさんの商品では?」「バッチバチの競合じゃないか!」などと突っ込まれていました。

「タカラトミー」は「競合研究です」と言い張っていましたが、それほどリスペクトしているということなのかも。今後も競合企業が互いに歩み寄って、業界全体を盛り上げてくれることを期待したいですね。

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