1個200円でお弁当を提供する弁当屋が売上を伸ばせる仰天理由

暮らし

公開日:2021/5/12

1個200円でお弁当を提供する弁当屋が売上を伸ばせる仰天理由

 昔から庶民の味方として親しまれてきた「お弁当屋」ですが、中にはイマドキなサービスで注目を集めているお店もあるようです。例えば「キッチンDIVE」というお弁当屋は、動画配信で売り上げを伸ばしているんだとか。

店内の状況をライブ配信!?

 以前放送された「坂上&指原のつぶれない店」(TBS系)に、「激安すぎて心配な弁当店」としてキッチンDIVEが登場。1個200円でお弁当を提供している同店が何故潰れないのか、番組ではその理由に迫っていました。

 キッチンDIVEが成功している秘訣は、YouTubeでの動画配信。同店はYouTubeのチャンネルで、店内の様子をライブ配信しています。一見お店の経営には関係なさそうな試みですが、このライブ配信には様々な恩恵が。例えば常に配信の視聴者が監視している状況なので、「万引き」を警戒する必要がなくなったそうです。そのため店内の監視に従業員を割かなくてよくなり、人件費の削減が実現。また取材を受けた常連さんは、「配信を観るたびに『まだある! よし! まだ行ける!』って思う」と証言していました。

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 来店する客は弁当の品揃えを確認できるので、ライブ配信は客にとってもかなり便利。キッチンDIVEはYouTubeでの配信を始めて、売り上げを20%もアップさせたそうです。現代ならではの戦略に、ネット上では「これは上手いこと考えたな」「店の混雑具合とかもわかるし、かなり良さそう」「お弁当屋さんもYouTubeでライブ配信する時代なのか」といった声が。

お店や企業がYouTubeを活用!

 キッチンDIVE以外にも、YouTubeを活用しているお店や企業は少なくない模様。例えば株式会社ドラムカンパニーの「立ち飲み居酒屋ドラム缶」公式チャンネルでは、YouTuberのように面白おかしく編集した動画で店舗などを紹介。また同店の特徴でもある「ドラム缶」の購入場所など、仕入れの裏側も動画で公開しています。

 サントリーグループの「サントリーコミュニケーションズ株式会社」は、公式バーチャルYouTuberとして「燦鳥ノム」を製作。2D・3Dキャラクターとして動画配信をするバーチャルYouTuberをマーケティングに活用していました。燦鳥ノムは自社製品の商品レビューだけでなく、「ゲーム実況」や「歌ってみた」などにも挑戦。15万人以上ものチャンネル登録者数を集めています。

 上手く情報を発信していけば、絶大な宣伝効果が見込める動画配信。飲食業界に限らず、YouTubeに進出するお店や企業は今後も増えていきそうです。

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