大谷翔平も実践したアイディア発想法「マンダラート」とは?

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公開日:2021/5/17

大谷翔平も実践したアイディア発想法「マンダラート」が話題に

3×3マスでアイデアがどんどん湧いてくる?

“マンダラート”は、仏教の絵画などで見かける「曼荼羅」と「アート」を組み合わせた造語。デザイナーの今泉浩晃さんが考案したアイデア発想法で、曼荼羅と同じく中心から放射状に思考を広げていくのが特徴です。

 やり方は簡単で、3×3の9マスを用意して中心に「メインテーマ」を設定。あとは残る8マスに、メインテーマから連想される単語を書き込んでいくだけです。たとえば「売上アップ」がメインテーマだとしたら、「顧客層」「価格」「材料」「販売方法」などといった8単語をイメージ。マスを全て埋めたら周囲に新しい3×3マスを作り、最初の8マスに書いた「販売方法」などの単語を中央に置きます。そしてまた周囲の8マスに連想する単語を書き込んでいくというサイクル。

 マンダラートのルールは「無理矢理にでも全てのマスを埋める」ところ。きちんと考え抜いて8マスを埋めることで、思いもよらない発想が飛び出すといいます。

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 実際にマンダラートを活用している人からは、「“自由に考えて”と言われるのは辛いけど、8マスなら埋められる。考えをまとめるのにも役立つし、やっていてすごく楽しい」「無意識に固まっちゃってる頭をほぐすために便利。強制的にひねり出すのがいいのかな」といった声が相次いでいました。

大谷翔平も実践した目標達成ツール

 マンダラートは“目標達成”に役立てることも可能。中央マスに目標を設定したら、周囲には「目標達成の手段」を書き込んでいきます。この方法で躍進したのが、現在メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手。

 大谷選手は「ドラ18球団」という目標を中心に書いた時、周囲には「体づくり」「コントロール」などを設定。そして「体づくり」のために、「柔軟性」「可動域」「食事 夜7杯 朝3杯」などの具体的なプロセスを書き加えていったそうです。漠然とした目標から「今やるべきこと」を切り出して努力した結果が、今の大活躍に繋がっているのかもしれませんね。

大谷翔平が花巻東高校1年時に立てた目標達成表

 「アイデアが出ない」「目標達成の方法がわからない」という時は、思考を整理するためにマンダラートを活用してみてはいかがでしょうか。

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