“できること”を売る! 意外な特技が活かせる「スキルシェアリング」

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公開日:2021/5/26

“できること”を売る! 意外な特技が活かせる「スキルシェアリング」

 副業を解禁する企業も増えてきていますが、いざとなると何をしたらいいか迷いますよね。仕事や趣味で培ったスキルがある人は、気軽に「スキルシェアリング」を始めてみるといいかもしれません。

主婦の間で話題の「スキルシェアリング」

 以前放送された『あさイチ』(NHK)では「スキルシェアリング」を特集。一般家庭の主婦にインタビューを行い、「スキルシェアリング」の実態に迫りました。

「スキルシェアリング」とは車などのモノではなく、自分の持つ「子守り」や「料理」などのスキルを貸し出すこと。番組では主婦が他の家庭の子育てをサポートしたり、保育園の管理栄養士が主婦に「保育園の人気メニュー」のレシピを教えるといった利用シーンを紹介しています。サービスを提供する側にも、スキルやモチベーションのアップなど様々な効果があるそう。中には「ダイエット指導」「宴会を盛り上げる方法」などといった変わり種もあり、自分が持っている様々なスキルを活用できます。

 アイデア次第で簡単に始められる「スキルシェアリング」ですが、利用者との間でトラブルが起こった時は自己責任。スキルシェアリングを活用する人の中には、トラブル防止用に「利用規約」を定めている人もいました。

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「資料作成」や「恋愛相談」もお金になる

 自分に何ができるかわからない人は、他人が売っているスキルを参考にするのも1つの手です。たとえばスキルシェアリングサービスの仲介サイト「coconala」には、「データ入力」や「Excel作業代行」といった簡単な「ビジネスサポート」というカテゴリも。普段仕事で使っている事務や書類作成のスキルを、そのまま副業に活用することができます。

 またスキルといっても仕事で使われるものばかりではなく、「ギター」「ゴルフ」「ゲーム」など趣味の特技を活かしたサービスも可能。中には人生経験を武器にした「恋愛相談に乗ります」「マイナー映画の感想語りにつき合います」など、意外なアイデアで“売り出しポイント”を見つけている人もいました。

 スキルシェアリングの経験者からは、「普段の仕事でやっている当たり前のスキルが活かせるね。小遣い稼ぎにはちょうどいい」「自分の余った時間を使って、できることだけ引き受けられるから気楽に働ける」「お客さんから直接『ありがとう』って言われるのは嬉しいな」といった声が続出。

“自分にできること”をお金に換えていける「スキルシェアリング」。他人から評価されづらい仕事をしている人にとっては、客観的な“自分の価値”がわかる良いきっかけになるかもしれませんね。

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