織田裕二、いかりや長介にダメ出し! の“踊る”秘話

芸能

2012/8/18

 9月7日に封切られる『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』。テレビドラマの放送開始から16年、大人気シリーズがついに完結するとあって、公開前から“踊る熱”が高まりつつある。そんななか、『踊る~』撮影現場における驚きの秘話が暴露された。

 なんと、いかりや長介に対し、織田裕二がダメ出しをしたというのだ。
実はこの話、『踊る』シリーズのプロデューサーであるフジテレビの亀山千広が明かしたもの。2007年に新書として刊行された織田の著書『脱線者』(朝日新聞出版)が文庫化され、新たに加えられた文庫解説を亀山が担当しているのだ。

 解説によると、亀山はある日、撮影現場でいかりやからこう打ち明けられたのだという。
「さっき織田くんに怒られちゃったよ」

 亀山が驚くと、老眼鏡を外して見せるいかりや。よく見ると、鼻当てに脱脂綿が貼ってあったそうだ。
「織田くんが「お芝居をする前に眼鏡を掛けるなら、脱脂綿で痕がつかないようにしてください」って作ってくれたんだよ。俺はメイクさん頼みだったけど、役者もそのくらいの努力はしましょうよって意味なんだよな。(後略)」

 その話に亀山は、ベテランであるいかりやにもダメ出しする織田に唸り、同時に“2人のあいだにできているコンビネーションと信頼関係”を感じた、と綴っている。

 鼻当てサイズの脱脂綿を織田がつくるとは、実に甲斐甲斐しいエピソード。しかし、相手が相手なら一触即発だっておかしくない状況だ。たしかに仕事への真剣さと熱さだけは十二分に伝わってくるが……。

 だが、意外なことに(!?)、織田自身も自分の“熱さ”は自覚しているらしい。『脱線者』のなかでも、「歌をやめろ。余計な世界陸上なんかするな。役者だけに専念しろ」という“世間の声”について触れている箇所がある。でも、「そう言われると、ますます僕の“負けず嫌い精神”に火がつく」のだそうだ。いくらネタにされても、世界陸上では興奮を隠さない織田裕二。そして必ず赤ペンを欠かさない織田裕二。そう考えると、この熱さと負けん気(と天然さ)こそが織田の魅力なのだろう。

 亀山も、織田のあまりのストイックさに“離れる人もいるのでは”と心配したことがあるようだが、「そういうやり方しかできないのが織田裕二という役者」なのだという。織田演じる青島刑事は、最後のスクリーンで一体どんなふうに暴れまわるか。いまから公開が楽しみだ。