“うどんはコシ”はもう古い!? フワフワ重視の「やわうどん」が大人気

暮らし

公開日:2021/6/18

やわらか食感のうどんにマツコもメロメロ!

 2019年11月5日に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系)では、「やわうどんの世界」について特集。年間400杯のうどんを食べるという井上こんさんが、三重県の名物「伊勢うどん」に代表されるやわうどんの魅力を語りました。

 やわうどんとは一般的にイメージされるような“茹ですぎた麺”ではなく、フワフワモチモチの麺を楽しめるうどんのこと。中でも伊勢うどんは60分にわたって茹でるのが特徴で、麺とタレが絡まりやすいのも人気のポイントです。

 ちなみに2000年代前半に讃岐うどんがメディアで取り上げられてから、現在に至るまでコシが強いうどんがブームになっていたそう。しかし最近では、都内で伊勢うどんを始めとするやわうどんのお店が出店されるように。井上さんはその中から唇を濡らすしっとり感が魅力的な内幸町「はし田たい吉」の「ざるうどん」や、絡み合うダシが美味しい渋谷「久留米うどん」の「ごぼう天うどん」などを紹介していました。

 都内のうどんを実食していったマツコ・デラックスさんは、とくに新中野「花は咲く」の「彩り4種野菜のかき揚げぶっかけ」を気に入った様子。歯に吸い付くような麺の粘りを「ベストな硬さ」と絶賛し、「どうしよう1回も噛まないで飲んじゃった」と声を漏らす一幕も。

 新たなうどんブームを取り上げた番組に、視聴者からは「ようやく世間がやわうどんの美味しさに気づいたか!」「昔からやわやわなうどんが大好きだったから嬉しい」「うどんは“コシ”派だけど、やわうどんも食べてみたくなった」と大きな反響が上がっています。

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やわうどんを手軽に楽しむには?

 番組では都内の有名店だけでなく、自宅でやわうどんを再現する方法も紹介されていました。作り方としてはまず市販のカップうどんを用意し、お湯を注がずに麺だけを取り出します。そして麺を鍋で5分ほど茹でたら、付属の調味料を入れた器に麺とゆで汁を注げば完成。

 麺を煮込むことでデンプンが溶け出してとろみがつき、味が劇的に変化。その変貌っぷりに、実食したマツコさんは「言われなかったら、ちょっとカップのうどんとは思わない」「これ美味しいよ。ビックリする」と驚きの声を上げていました。

 カップうどんをアレンジする食べ方としては、かつて芸人のマキタスポーツさんが「10分どん兵衛」を提唱したことも。通常はお湯を入れて5分放置するところを10分に延ばすというシンプルな方法で、こちらも煮込みうどんのようなやわらかさを堪能できるのが特徴です。

 コシのあるうどんが好きな人も、ぜひ一度ふわっふわのやわうどんに手を出してみてはいかがでしょうか。

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