【最新号レポ】「随分と賢く優しい子だ」司を感心させた女の子の正体は?/サンデー29号『トニカクカワイイ』

マンガ

公開日:2021/6/21

週刊少年サンデー
『週刊少年サンデー』29号(小学館)

※この記事は最新号の内容を含みます。ご了承の上お読みください。

 2021年6月16日(水)発売の『週刊少年サンデー』29号では、『トニカクカワイイ』第153話を掲載。由崎司と月読時子の出会いが描かれ、「時子さん、小さい頃から凄い子だったのか」と読者を感心させたようだ。


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 話題の渦中にあるのは、司から語られた時子との思い出話。とある事情から歳を全くとらない司は、ある日瓦礫だらけの街中で小さな女の子を見つけた。その頃は終戦間際ということもあり、街はかなり酷い有様。彼女のような孤児も珍しくはなかったが、何となく気になった司は再び彼女のもとへ足を運ぶ。そして持っていたおはぎを手渡すのだが――。

 女の子の返事は「大丈夫。それはあなたが食べて」。見るからに極限状態にも関わらず、彼女は「あなたも… お腹が減っているでしょ?」と司を思いやるのだった。

 続けて「これを食べてもきっと子どもの私はもう死ぬし… あなたの方が体も大きいから生き残る可能性は高いわ」「だから… それはあなたが食べて…」と語る女の子に対し、“随分と賢く優しい子だ”と思わず感心する司。どうやらこの女の子こそが時子のようで、ラストは「私を連れてって…!!」と司に懇願する姿で幕切れとなる。

 ネット上では「これが2人の出会いだったのか」「時子がどういった経緯で司の秘密を知るのか楽しみ」といったコメントが相次ぐとともに、「チビ時子めっちゃ可愛い…」「今にも倒れそうなのに『あなたが食べて』ってなかなか言えないよね」と幼少期の時子に注目する声が続出。ここからどのような2人の過去が明かされていくのだろうか…。

トニカクカワイイ
『トニカクカワイイ』16巻(畑健二郎/小学館)