外国人へのお土産に「日本の洋菓子」を持ってくと熱狂的に受け入れられる

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公開日:2021/7/6

外国人へのお土産に「日本の洋菓子」を持ってくと熱狂的に受け入れられる

和菓子よりも魅力的な日本のお菓子とは?

 2020年1月8日、とあるTwitterユーザーがアメリカのオフィスに日本の洋菓子を持っていった際のエピソードを投稿しました。投稿者によると和菓子を持っていくと「誰も食べない」にも関わらず、「日本の洋菓子は熱狂的に受け入れられる」そうです。

 東京土産としてお馴染みの「シュガーバターの木」を持ち込んだ際には、熱狂のあまり他のフロアから日系人が連れてこられて「お前の母の国のお菓子だ!」と食べさせられる騒ぎに。また別の機会には、ブルボンの「アルフォート」について日本に来たばかりのイギリス人から「今まで食べたあらゆる食べ物の中で一番うまい」と言われたこともあるといいます。

 この投稿に対して、同様の経験をしたことがある人からは「アメリカにホームステイした時、饅頭を食べさせたら『Too sweet(甘すぎる)』と言われました」「イタリアも同じかも。和菓子も一応喜んでくれるけど、次回は頼まれない」「海外の方は和菓子というかあんこが苦手な方が多いようです。友達は『甘い泥』と表現していました」といった反響が。

 また外国人に人気のお菓子についての議論も盛り上がり、「フランス人にはいつも、抹茶味のキットカットが凄く喜ばれます」「日本に一時帰国するたびに『白い恋人』や『うなぎパイ』あたりを頼まれる」「アメリカではシゲキックスが大人気で、あっという間に食べ尽くされたことを思い出した」「ロンドンに『東京ばな奈』を持って行った時の熱狂っぷりは、尋常じゃなかったですね」などの声が上がっていました。

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日本で生み出された至高の洋菓子たち

外国人へのお土産に「日本の洋菓子」を持ってくと熱狂的に受け入れられる

 洋菓子といえば海外から伝わってくるものだと思われがちですが、実は有名な洋菓子のなかには日本で生まれたものも少なくありません。たとえばバレンタインシーズンにも人気の「生チョコ」は、神奈川県に本店を構える老舗「シルスマリア」が発祥の地。1988年に同店のショコラティエが、生クリームをふんだんに使ったチョコレートを“生チョコ”と命名したそうです。

 また小判型の焼き菓子「ダックワーズ」は、1979年にパリの菓子店で働いていた日本人シェフ・三嶋隆夫氏が考案しました。三嶋氏がオーナーシェフを務める「フランス菓子16区」の公式サイトによると、元となったお菓子はアーモンド生地を生菓子のように使ったものだったそう。そこで彼は和菓子の“もなか”をイメージし、新感覚の焼き菓子を作り出すために試行錯誤を繰り返したといいます。そして1981年に「フランス菓子16区」をオープンする際、フランス語の発音である「ダッコワーズ」を響きが良いように「ダックワーズ」と変更して売り出しました。

 普段親しんでいる洋菓子も、ルーツを辿ってみれば意外なエピソードを発見できるかもしれませんね。

 

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