キュン死続出! 競泳メダリスト・入江陵介のスゴイ骨盤

スポーツ

更新日:2012/9/3

 メダルラッシュに湧き、大いに盛り上がったロンドンオリンピック。ようやくあの熱狂も懐かしく感じられるようになってきたが、しかし、熱が冷めるどころかボルテージが上がりまくりなのが、競泳でメダルを3個獲得した入江陵介選手へのラブコールだ。

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 帰国後は『SMAP×SMAP』に『おしゃれイズム』と、人気番組に引っ張りだこ。その美顔や圧巻の肉体美はオリンピック開催前から話題になっていたが、さわやかすぎる笑顔の好青年ぶりと、趣味はピアノ演奏という意外性に、全年齢層の女子が卒倒! 競泳日本代表のキャプテンを務めた松田丈志が命名した“入江ンジェル”コールが巻き起こっている……といっても過言ではない。

 そんな入江選手のことをもっと知りたい! という人にオススメなのが、オリンピック直前に発売された『なぜあの時あきらめなかったのか』(小松成美/PHP研究所)だ。27名におよぶトップアスリートへのインタビュー集で、入江選手は「進化を続ける挑戦者」として登場している。

 入江選手が水泳を始めたのは、乳児の頃。ベビースイミングからスタートして、小学2年で選手育成コースに選ばれたそう。「はじめは全然センスがなくて、女の子にも負けちゃうくらい非力でした」と言う。……この「負けちゃう」って言葉の使い方、なんとも入江選手らしいかわいさが染み出ているではないか。

 北京オリンピックの選考会レースでは、100メートル背泳ぎが3着で代表外に。そのときの心境を、「母に電話をして、その結果を伝えていると、自分でも意識しないうちに涙があふれていたんですよ」と話している。そういえば、ロンドンでも100メートル背泳ぎで銅メダルを獲得したとき、インタビューでボロボロと泣いた入江選手。小さいころから泣き虫さんだったというが、北島康介の男泣きとは真逆に、女の子のようにこらえて泣く姿はまさに反則! ちなみに“スイーツ王子”と呼ばれるほど甘いもの好きで、『スッキリ!!』出演時には天然のアヒル口を大きく開いてマカロンを頬張る姿も披露したが、この“乙女系”っぷりも萌えポイントのひとつだろう。
 
 また、入江選手といえば、2009年に世界新記録を打ち出したものの、着用していた水着が認可されず記録が幻になってしまった「水着問題」を思い出す人も多いだろう。当時は、努力して記録を出しても水着の質問ばかりを投げられ、「正直、選手としては苛立ちを感じていました」と告白。しかし、「記録は水着が作っているんじゃない、スイマーひとりひとりのものなんだ、と伝えるために」良い泳ぎで自己ベストを重ねていくことを心に決めたのだという。この地道な努力を積み上げてきたからこそ、今回のメダル獲得があったのだ。

 さらに、『七人のトップアスリートと骨盤力』(手塚一志/キネマ旬報社)によれば、「しなやかだけど芯がある」あの泳ぎこそが、彼の速さの秘密だという。入江選手のような泳ぎを実現するには、股の付け根や腕ではなく、骨盤をコントロールする力が必要なのだそうだ。カッコよくて努力家、その上、骨盤もすごいなんて! 入江きゅん、無敵である。

 いま現在、入江選手自身の著書はまだ1冊もない状態。オファーは殺到中のことと思うが、ぜひ早く読んでみたいものだ。