『サザエさん』子どもたちの夏休みに奔走するサザエさんの姿に共感「わかりみが強い」

アニメ

公開日:2021/8/1

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 7月25日に放送された『サザエさん』では、カツオとワカメが夏休みに突入。主婦の苦労が描かれた「あるある」に、視聴者から共感する声が多くあがっている。

 そのエピソードは、作品No.8282「サザエ、夏のリズム」。カツオとワカメの夏休みが始まり、サザエはいつもに増して忙しくなる。朝、寝坊するカツオたちのせいで、朝食を用意する時間もバラバラになり、それに応じて片付けにも遅れが。洗濯が終わるころに2人が洗濯物を持ってくるなど、すべてが二度手間になり、サザエは「夏休みに入っていつもとペースが違うから調子狂っちゃうわ…」と愚痴を吐く。しかし、そんなサザエの苦労は露知らず。カツオたちは昼食やおやつのメニューについても、「昨日もそうめんだった」「手抜きしないでよ」と不機嫌になり、サザエは「あ~あ。これがあと1か月も続くのか」とますます頭を悩ます事となる。

 さらに、波平とマスオは忙しくなったサザエたちの家事の手間を減らそうという都合のいい理由で、居酒屋へ。結局フラフラになるまで飲んで帰宅し、結果サザエたちの世話になることに。そんなか、ワカメは、疲れて果てるサザエに気づき、心配するようになった。ある日の夕食後、ワカメは率先してみなが使用したお皿を回収し、台所へ。「夏休みの間、私がお片付けするわ」と買って出たかと思いきや、カツオに対しサザエの苦労を説明。反省したカツオたちは、サザエに対し「姉さんごめん」「夏休みは私たちがいるからやることが増えるでしょう?」と真剣な面持ちで謝ると、サザエはカラッと晴れたような笑顔で「なによ、そんなこと気にしてたの! すぐ慣れるから大丈夫」とし「夏休みなんだから好きに遊びなさい!」と頼もしくフォローするのだった。

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 このエピソードに、視聴者からは「全国の夏休みに突入した家庭のお母さんの代弁者だな(笑) 一人だと昼御飯テキトーに済ませるもんね」「仕事増やしてごめん… ってなるカツオとワカメ可愛かった… えらい…」「うちも子供達が小さい頃は、家事が増えるし自分の時間が無くなるから、夏休みが嫌で堪らなかったのを思い出しました(苦笑)」「サザエさんのてんやわんやぶり、わかりみが強い」「夏休み中の家事って 大変だなあ」「サザエさん『夏休みになるといつもとペースが狂っちゃうわ~』 私『わかる~』サザエさん『これがあと1ヶ月も続くのか~。早く夏休みが終わらないかしら』 私『わかる~』」などと共感する声が多くあがっている。

 全国の子どもたちも、ワカメたちのように率先してお手伝いをしてくれればいいものだが…。

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