ゲーム実況界の「酔っ払った男」 はるしげさんの本棚

公開日:2012/9/13

はるしげ

<はるしげ>
ゲーム実況プレイヤー
2007年よりゲーム実況を投稿している実況者。『酔っ払った男がはじめてバイオハザード 実況付き』シリーズにて泥酔したままバイオハザードをすすめるというプレイスタイルが注目されブレイクする。以降、『ダンジョンマスター』『HARAKIRI』『三國志曹操伝』『FF6』などをプレイしながら、現在まで活動を続けている。また、Twitter等を使い皆でゲームをプレイしながら感想をつぶやく『れとげのまち』というイベントを企画、さらに自身でもプログラミンでゲーム制作に挑戦するなど様々な方面で意欲的に取り組んでいる。

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インタビュー

――ゲームをプレイすることは、物語の創作だと思います。
◆クリエイターになったきっかけ、作品制作するようになったきっかけは?
「ゲームセンターCX」と「The World of GOLDEN EGGS」が身の回りで流行ってたところに、mixiが動画サービス開始して、自分でも何か面白い動画を作れないかなーと思ったのがきっかけです。
◆創作活動の中で、心がけていること、大切にしていることは?
見る人に何かを伝えるということ。例えば、単純に「昔こんなゲームがあったんだよ」っていう紹介でもいいし、「このゲームはこういう切り口でプレイすると面白いよね」っていう遊び方の提案でもいい、何かを伝えたいなと思いながら作ってます。
◆尊敬しているクリエイター、影響を受けたクリエイターは?
2chで「骨っ子戦記@タクティクスオウガ実況」やってた人と、ニコニコ動画で「ドラクエ5 マイナーモンスターズ」やってた人です。
◆今、夢中になっているもの、気になっているものは?
ゲーム制作と資料集め。最近買った「中世ヨーロッパの城塞」って本が面白くて仕方ないです。今までいっぱいゲームをプレイしてきたけど、城のこと何もわかってなかったです。
◆これからの夢や目標は?
ゲーム実況で得た経験を元にゲームを制作すること。
◆はるしげさんにとっての「ゲーム実況」とは一体どのようなものでしょうか?また、今後「ゲーム実況」というものは一体どのようなものになると考えているでしょうか?
ゲーム実況に限らずゲームをプレイすることは、物語の創作だと思います。でも、普通にプレイしても細かいプレイ内容をどんどん忘れていってしまうから、プレイヤー独自の物語が薄れていってしまうんです。ゲームプレイを動画に残し、積み重ねていくことで、しっかりとした物語にしたのが、ゲーム実況動画を含めたゲームプレイ動画だと思います。最近は、公式でゲーム実況配信をしたり、イベントをしたり、ゲーム実況周りで色々な新しい試みが生まれています。今後、ゲーム実況というと、そちらが主流になっていくのかも知れませんが、物語としてのゲーム実況というのも生き残って欲しいと思います。

 

代表作:外国から見た戦国 HARAKIRI実況付き その1
『海外からの視点で描かれた戦国』をテーマにつくられた戦国シュミレーションゲームである『HARAKIRI』を、はるしげ氏が実況しながらプレイする動画。いたるところにみられる日本史の間違いについてツッコミをいれ、次々と勝手に切腹をしはじめる武将キャラクターに苦戦しながらすすめており、ぶっ飛んだ設定のゲーム内容とはるしげ氏の淡々とした解説が不思議とマッチした動画となっている。現在は大老井伊を主人公にした続編をプレイ中。