『サザエさん』波平の“写真集”が完成!? ほっこりエピソードに「めちゃくちゃ泣けてきた」

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公開日:2021/9/5

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 8月29日に放送された『サザエさん』では、写真アルバムをめぐる心温まるエピソードが話題に。視聴者からは「めちゃくちゃ泣けてきた」「微笑ましい」などと反響があがっている。

 話題のエピソードは、作品No.8299「わが家のアルバム」。この前行ったハイキングの写真を見ている磯野家。ワカメとタラちゃんは、波平とマスオがほかの家族を撮影してばかりで、2人が映った写真が少ないことに気がづく。そこで、カツオとワカメは、昔のアルバムを見てみるが、どこもこれも波平の写真が少ない。2人は波平の写っている写真はないかと、方々を探し始めるが、なかなか見つからず、ワカメは「やっぱり少ないのね…」と肩を落とす。

 すると、カツオからある提案が。それは、カツオたち自身がカメラマンとなって、今日から波平の何気ない日常を写真におさめているこうというものだった。その夜、波平が帰宅するなり、カツオとワカメはカメラのシャッターを切る。驚く波平だが、2人の企てを知ると、「そういうことだったのか」と満更でもない様子だ。しかし、お風呂で寛いでいるなか、突然扉を開けられて撮影されると、「いやっ! なっ 何!」「ここまで撮るのか…」と動揺。その後、いつものようにマスオと晩酌をするが、カメラの存在が気になってしまって、ぎこちなくなってしまう。

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 休みの日、カツオとワカメは波平を公園に連れていき、木に手をついてポーズを決めさせたり、喫茶店のパフェを頬張る顔を作らせたりと、さまざまな趣向で波平の撮影会をする。帰宅後、撮った写真を広げて眺めると、その量の多さにカツオは「写真集が出せるくらいだよ」とツッコミ。ワカメが波平に対し、どの写真が一番好きかを尋ねると、波平は「どれもわし1人だからな。わしは家族そろった写真が一番しっくりくるな」と家族で写真を撮りたいと話す。そこで磯野家は、これはいい機会だと家族全員の集合写真を庭先で撮影するのだった。

 ほっこりと心温まるエピソードに対し、視聴者からは「家族写真を撮り合うシーンで、めちゃくちゃ泣けてきた。 家族っていいね」「久しぶりにサザエさん見てるけど心温まる話だった。たしかに撮ってくれてる人の写真ってないもんな〜」「お父さんの写真が少ないと気づいてたくさん写真を撮る子どもたち微笑ましい」などと反響があがったほか、「54歳でパフェ食べる写真撮られる気持ちになれよカツオ」「波平の写真集、もし出たら僕買います」などとさまざまな話題を呼んでいる。

 ちなみにオチは、カメラのセルフタイマーが壊れており、まともな家族写真が撮れていない… というものだった。磯野家らしいといえばらしいが…。

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