ダ・ヴィンチ10月号大特集「1Q84×2012 いまこそ、村上春樹」をつまみ読み!

ピックアップ

更新日:2013/8/13

1979年にデビューし、『ノルウェイの森』の目がヒットなどを経て“国民的作家”と目されるようになった村上春樹。現代を生きる我々に遍く示唆を与え続ける氏の物語は、言葉の壁を超えて世界的な支持を受けている。
そんな氏の最新長編小説『1Q84』の文庫版が全て出揃ったいま、ダ・ヴィンチ10月号では「いまこそ、村上春樹」を大特集。ここでは、特集の中から一部分をご紹介しよう。

advertisement

■インタビューを一挙掲載! 村上春樹を徹底大特集

特集の冒頭部分では村上春樹自身の“声”が聞ける貴重なメールインタビューを6ページにわたって掲載。作品や文体、物語のもつ力についてなどはもちろん、自身の読書体験やよく聴く音楽、好きな日本のミュージシャン、人生の“師匠”、生まれ育った関西についてなど、37ものQ&Aを掲載。メール=村上春樹自身の文章ということもあって、単なるインタビューにとどまらず、1本のエッセイ作品を読んでいるような読みごたえだ。

 

■村上春樹の長編小説、人気TOP5を発表!

ダ・ヴィンチ読者と一般の村上春樹ファン844人を対象にアンケートを実施。村上春樹の長編小説全12作品から人気TOP5を選出した。さて、1位はどの作品?

 

■綾野剛、新井浩文、早見あかりが村上春樹の作品世界を好演

今、もっとも旬な3人の役者がビジュアルで表現する全12ページの「撮り下ろしグラビア企画」を掲載。同号の表紙も飾っている綾野剛が演じたのは『1Q84』の主人公・川奈天吾。また、新井浩文が『ねじまき鳥クロニクル』の主人公・岡田亨を、元ももいろクローバーの早見あかりは『スプートニクの恋人』のすみれを好演。作品から数節を抜き出し、特徴をとらえた三者三様のグラビアとなっており、一つの作品集を見ているかのような味わいだ。

 

■スガシカオ、アジカン後藤ら人気ミュージシャンが語る、村上春樹と音楽

 村上春樹の小説には必ず音楽がちりばめられており、クラシック、ジャズ、ロックなど音楽が頻出する。詳細に描かれる曲の数々に、我々読者はさらに世界観を確立され想像力を掻き立てられるのだろう。この特集では、春樹さん自身がファンと公言されているスガシカオさんや、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんら“春樹好きミュージシャン”に、音の担い手として惹かれてやまない村上春樹作品の魅力について聞いている。

 

■初版100万部はあたりまえ? 中国で大注目される村上春樹作品

 日本国内での人気はもちろん、世界中で作品が翻訳され、熱烈な支持を得ている作家・村上春樹。それは隣国・中国も例外ではないという。“中国で最も有名な日本人”というキャッチフレーズで活躍する国際コラムニスト・加藤嘉一氏がその人気の実情について語った。

■村上春樹と旅をする、まったく新しいTOKYOガイド

 村上春樹の小説には、実は意外なほど多くの現実的な地名がちりばめられている。そこで今回の特集では、村上春樹の小説に登場する東京の街を、武蔵野を起点に1日で回れる北回り、南回りの2つのコースにして紹介。小説の舞台になっている場所、あるいは舞台かもしれない場所を物語をなぞりながら巡ると、これまで見てきたTOKYOとはほんの少し違う東京が見えてくるかもしれない。

■村上春樹が世界を魅了し続ける理由 ベスト5

 ダ・ヴィンチ読者と一般の村上春樹ファン844人を対象にアンケートを実施。「村上春樹が好きな理由・読む理由」について、コメントとともに紹介している。

■ピース又吉がセレクト! 初心者におすすめの村上春樹作品

 読書家で知られるピース又吉が、おすすめの村上春樹作品を「どれから読んでいいのかわからない」ハルキ初心者や、「一度読んだけどくじけてしまった」挫折読者に向けて紹介している。

ダ・ヴィンチ10月号 発売中!

9月6日発売

【表紙】綾野 剛
1980年代に生まれた僕らに足りない物語
1Q84×2012 いまこそ、村上春樹