サザエさんが“スローライフ”に挑戦もツッコミ殺到「やることが極端」/アニメ『サザエさん』

アニメ

公開日:2021/9/26

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 9月19日に放送された「サザエさん」では、せっかちな性格であるサザエがスローライフに挑戦。奮闘ぶりにツッコミ入れる声があがっている。

 話題のエピソードは、作品No. 8295「あこがれのスローライフ」。ある日、サザエは石焼き芋の販売車の音を聞きつけ、席を立つ。フネは「まだ遠いでしょ。近くまで来るわよ」と家で待つことを勧めるが、待てないサザエは販売者を追いかけ、追いついたと思ったらそこは自宅の前。せっかちなサザエに対し、家族はみなあきれ顔だ。

 そこでサザエは、雑誌の特集で見つけた“スローライフ”を実践してみることに。翌朝、いつもより早く起床し、朝ご飯づくりに精を出す一方で、カツオとワカメの目覚まし時計をいつもより早く勝手に設定し、無理やり起こす。当然ブーイングの嵐だが、サザエはしたり顔。

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「時間の余裕があったから、品数を増やしたの」と大量のから揚げを食卓に出し、さらに困らせてしまう。その後、洗濯ものは洗濯機を使わずに“洗濯板”で手洗いに挑戦したり、魚を焼くのに七輪を引っ張り出したりと、サザエ流のスローライフ欲求はエスカレートしていく。

 しかし、そんなある日。またもや石焼き芋の販売車がやって来た。サザエは慌てずに気長に待つことにしたが、自宅の前を通るころにはまさかの売り切れ。その上、隣の家から煙があがっているのを見て、とやかく考えずすぐさま訪問したことが功を奏し、火災の危機を救うという出来事が起こった。すると、サザエはスローライフを辞めることを決意。早く紅茶を飲みたいがために、熱々の紅茶に水を加えて冷ますといった味のことは二の次と言わんばかりの行動に出るなど、いつも姿に戻るのだった。

 このエピソードに対し、視聴者からは「スローライフはいいけどなにも昭和時代迄戻らなくても 洗濯板とは」「別にスローライフって手でやるってことじゃないだろw」「なんかスローライフの意味を履き違えてる気がする」「七輪でサンマ焼くのはスローライフかい?」「そのうちロハスとかヴィーガンとか言い出す(しそう)」などとツッコミを入れる声が多くあがっている。

 何事にも興味を持ち、実践することはサザエさんの良いところだが、せめて周りにも強制させることはやめたほうがいいかもしれない…。

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