これも女子の生き方のひとつ-AV女優・告白本ランキング
更新日:2013/8/2
かつてはギャラが100万円も珍しくなかったけれど、最近は3万円以下といったケースもあるというAV女優の仕事。それでも、自ら志願する女性は増える一方なんだそう。かつては生活のためにやむを得ずAV女優になる人が大半だったのに、今は収入よりも、誰かに必要とされて褒められたいという理由で続ける人が多いとか。そこで今回はAV女優たちの自伝をご紹介。彼女たちの壮絶な生きざまを感じてみて欲しいラコ。
- 1位
- 文化系AV女優が見て感じた“裸”の世界
- 著者名:森下くるみ
- 発売元 : 講談社
- 価格:514円
98年にデビューし昨年AVを引退した森下くるみの、映画化もされた自伝的エッセイ集。「歪んでてもいい、というのが許される世界に、たくさん美しいものがあるのだということを」という一文の強さに、彼女が唯一無二のAV女優であったことをあらためて痛感。文才を活かして小説も発表している彼女だが、こだわってきた“裸の世界”を抜けて次はどんな表現を見せてくれるのか。期待してます。
- 2位
- 映画的すぎる誘拐劇に驚き!
- 著者名:穂花
- 発売元 : 主婦の友社
- 価格:1,260円
「壮絶な自叙伝」という謳い文句に偽りなし。なかでも幼少期に施設から“誘拐”され、「川上さん」というおじさんと共に過ごした逃亡の1年を回顧した部分は、本人も書いているように『レオン』さながら。彼女の受け止め方も映画的・文学的で、このエピソードだけでも驚嘆する。全体的にはAV女優の告白本というよりも、母親からの愛情を強く求めてしまう、そんな人にぜひ読んでほしい1冊だ。
- 3位
- 悲壮感ゼロ! 妹系なのにカッコいい!
- 著者名:蒼井そら
- 発売元 : ベストセラーズ
- 価格:802円
「日中友好」発言でブログが炎上し、話題の蒼井そら。本書は彼女の根っからのおおらかさが滲み、“AV女優=不幸”という世間が求める図式を大きく逸脱。家族の困窮話は告白本の大好物トピックだが、きょうだいみんなが奨学金を受けて進学したことも「これ、ちょっとかっこよくない?」と期待の真逆をいくところがかっこいい! セーフティセックスについて考える項目があったりと、とくに少年・少女にオススメしたい内容。
- 4位
- どこまでフィクション? と気になる小説
- 著者名:みひろ
- 発売元 : 講談社
- 価格:1,512円
『ゴッドタン』の「キス我慢選手権」で全男子の心を鷲掴んだみひろによる、異色の“自伝的小説”。新潟から東京に上京し、「みひろ」としてAV女優となったひろみと、新潟に暮らす友人のさやか。2人の視点から語られる“青春”のあり方は、ケータイ小説的なカタルシスに満ちている。さすが作家の新堂冬樹がプロデュースしただけあり、フィクションの織り交ぜ方の巧みさに思わず舌を巻いてしまう、AV告白本の新境地。
- 5位
- AVというより、アイドルってたいへん!
- 著者名:原紗央莉
- 発売元 : 集英社
- 価格:1,028円
先日、音信不通状態であることが報道された原紗央莉。アイドルデビューを目指して田舎から母親と上京するも仕事に恵まれず、AVの道を選んだ彼女。堀越学園時代、バイトに精を出し、そのお金で芸能活動の交通費などを捻出したり、事務所や母親には「太ったせいで仕事がない」と怒られるエピソードは、AV話よりも過酷に見えた。アイドルになるのって、本当に大変なようです……。
家族の愛情に飢えて育つという生い立ちだったり、アイドルとしてデビューしたものの売れずにAV女優になったり…それぞれが壮絶な人生を歩んでいて、衝撃的だったラコ。 他にもこんなテーマのランキングが知りたい! というのがあったら @bookrako までよろしくラコ!