『ドラえもん』「孤独ほどつらいものはない」「神回」“孤独の恐ろしさ”を訴えたエピソードが考えさせられる…!

アニメ

更新日:2021/11/21

ドラえもん
『ドラえもん』1巻(藤子・F・不二雄/小学館)

 2021年11月13日(土)のアニメ『ドラえもん』では、1本目のエピソードとして「無人境ドリンク」を放送。“孤独の恐ろしさ”を訴えた物語に対し、視聴者から「改めて孤独じゃ生きていけないんだなと思った」などの反響が後を絶たない。


 先生に叱られ、ジャイアンを怒らせ…。挙句の果てにはママにも怒られて、散々な日を過ごしたのび太。「山奥か無人島で1人で暮らしたい」と泣き叫ぶ彼のために、ドラえもんが取り出したひみつ道具が「無人境ドリンク」だった。

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 飲めば他人と顔を合わせなくなる道具なのだが、のび太はドラえもんの忠告も聞かずにさっそく無人境ドリンクを一気飲み。すると突然ネズミが現れてドラえもんはその場を逃げ去り、のび太にお説教しようとしていたママも特売チラシを見るなり買い物へ出かけてしまった。

 はじめこそのび太は誰とも顔を合わせない生活に大喜びするものの、そのうち孤独の恐ろしさをひしひしと感じ始めるように。そんな彼を遠巻きに眺めながら、「そろそろ孤独の恐ろしさがわかったかな?」「一緒にいるって幸せなのにね」と呟くドラえもん。一方のび太は「いいじゃないか! 誰からもああだこうだうるさいことを言われないんだ」と自分に言い聞かせるも、あまりの寂しさからついには涙を流してしまう。

 最後は道具の効き目が切れて物語は幕を閉じるが、SNS上では「誰かと一緒にいることが幸せだと教えてくれる神回」「孤独ほどつらいものはない」といった反響が続出。

 一緒にいるって幸せなのにね――。ドラえもんの言葉が心に響く回であった。

アニメ『ドラえもん』
原作:藤子・F・不二雄
脚本・制作協力:藤子プロ
出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一 ほか
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/doraemon/