【最新話レポ】『怪獣8号』「わたし 強くなりたいです」キコルの決意に涙… 鳴海隊長に打ち明けた心の内とは/第54話 ジャンプ+

マンガ

公開日:2022/1/18

怪獣8号
『怪獣8号』5巻(松本直也/集英社)

※この記事は最新話の内容を含みます。ご了承の上お読みください。

 2022年1月7日(金)に配信された、『少年ジャンプ+』の『怪獣8号』第54話。怪獣9号との戦いにより父を喪った、キコルの悲しみと決意が描かれる回となった。


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 キコルの父親である防衛隊長官・四ノ宮功が怪獣9号と融合するという、衝撃的な展開を迎えた前話。功の殉職が発表され葬儀がおこなわれる中、キコルは一人長官室で静かに涙を流していた。

 母親同様に、父親もまた怪獣によって命を奪われてしまったキコル。長官室を訪れた鳴海に対しても、「私が遅いから間に合わなかった」「私が弱いから助けられなかった」と悔しい胸の内を吐露する。そして怪獣討伐の決意を新たに、「わたし 強くなりたいです」と大粒の涙を溢れさせるのだった。その言葉に鳴海は「功さんに叩き込まれたことを ボクがお前に叩き込む」「喰らい付いて結果を出せ」と告げる。

 普段はタフでプライドの高いキコルが見せた、痛ましくも力強い表情と言葉に胸を打たれた読者も多かったようだ。SNS上でも「キコルの泣き顔にもらい泣きしちゃう」「ツラすぎる展開だけど、鳴海隊長の元でもっと強くなるキコルが楽しみ」などの声が上がっていた。

 一方長官室の外では、葬儀に参列していないキコルを心配していたカフカの姿が。二人のやり取りを聞き、心の中で怪獣9号の討伐を誓うカフカ。しかしその手の一部が怪獣化しているように見える痕跡があり、不穏な空気を漂わせていた――。

 キコルとカフカの二人がどのような成長を遂げるのか、次回以降の新展開が待ち遠しい。