ミステリ界不朽の名作『野獣死すべし』がドラマ化!『ビースト・マスト・ダイ/警部補ストレンジウェイズ』日本独占放送決定!

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公開日:2022/3/5

ビースト・マスト・ダイ/警部補ストレンジウェイズ

 ミステリ界不朽の名作『野獣死すべし』をドラマ化した『ビースト・マスト・ダイ/警部補ストレンジウェイズ』が、2022年3月9日(水)より、「BS10 スターチャンネル」で日本独占放送が始まる。

 アカデミー賞俳優ダニエル・デイ=ルイスの父であり、イギリスの桂冠詩人セシル・デイ=ルイスがニコラス・ブレイクのペンネームで1938年に出版した『野獣死すべし』。江戸川乱歩が絶賛し、この印象的な邦題を名付けたという。

 また今回のドラマ『ビースト・マスト・ダイ/警部補ストレンジウェイズ』は、1969年にフランスの名匠クロード・シャブロル監督が手掛けた映画『野獣死すべし』以来、実に52年ぶりの映像化。ひとり息子をひき逃げされた母親の復讐劇と、心に傷を持つ刑事のドラマという見事な現代へのアップデート作として高評価を受け、本年度の「エドガー賞」TVドラマ脚色賞にもノミネートされている。

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 同ドラマの魅力のひとつは、3人の英国俳優の演技バトル。『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』のモリアーティ教授役で知られ、『チェルノブイリ』で英国アカデミー賞主演男優賞を受賞した名優ジャレッド・ハリスの悪役と、『グッド・ファイト』のルッカ・クイン弁護士役でスターとなったクシュ・ジャンボの復讐に燃える母親。そして、ブレイク必至の若手俳優ビリー・ハウルがPTSDに苦しみながら捜査に取り組む警部補ストレンジウェイズ役に挑み、早くも続編の噂が囁かれている傑作ドラマとなった。

ビースト・マスト・ダイ/警部補ストレンジウェイズ

ビースト・マスト・ダイ/警部補ストレンジウェイズ

ビースト・マスト・ダイ/警部補ストレンジウェイズ

 すでに映画&海外ドラマ配信サービス「スターチャンネルEX」で全話配信中の『ビースト・マスト・ダイ/警部補ストレンジウェイズ』だが、いよいよテレビでの放送も始まるということで、それに先駆け3月6日(日)13時からは「BS10 スターチャンネル」で字幕版の第1話無料放送も。

※無料放送の詳細はコチラ:https://www.star-ch.jp/feature/detail.php?special_id=304

「スターチャンネルEX」の全話配信、「BS10 スターチャンネル」での日本初放送開始を記念し、ミステリ作家ら著名人からの推薦コメントも到着した。

法月綸太郎(作家)
古典的な探偵小説の「詩的正義」が現代の悲劇となって甦る。原作ファンでもそうでなくても、新解釈のヒロインと「野獣」の対決に引き込まれ、ストレンジウェイズの出す答えに胸を揺さぶられるだろう。

大山誠一郎(作家)
復讐とそれがもたらすものを描いた本格ミステリ不朽の名作が、現代を舞台にした重厚な人間ドラマとして映像化された。深い陰影に彩られた登場人物たちと美しい景色から目が離せない。

稲羽白莵(作家)
主人公を女性に改変?今風だなぁ……と思うこと勿れ。この改変で、名作古典ミステリは3組の母と子の罪と罰を描く現代的、文学的ドラマへと見事にアップデートされた。母の愛は悲しいほど愚かで、強く、そして美しい。

伏尾美紀(作家)
江戸川乱歩も愛した傑作をスリリングな現代版へとアレンジした制作陣の手腕には、作家としての嫉妬を禁じえませんでした。まだまだ謎多きストレンジウェイズ警部補も魅力的。シリーズ続編を希望します。

桃野雑派(作家)
悲しみ、失意、傲慢、殺意。これらの火花散る感情の鍔迫り合いは、ワイト島の景観との対比もあって、人間の醜さを炙りだしている。けれども最後にフィルが取った行動は、雄大な自然に負けず劣らず、尊くて美しい。

千街晶之(ミステリ評論家)
矢が放たれる瞬間に向けて引き絞られた弓弦のように、事件が起きるその時まで静かな緊張が途切れることのない秀逸な心理劇。殺意と絶望、愛と再生の絡み合いが、ラスト十数分の逆転で鮮やかに結晶する。

藤井 靖(心理学者/臨床心理士)
トラウマの先に何があるのか。カウンセリング,突出した行動力,巧みな隠蔽,さらには内に秘め苦しみ続ける者も。それぞれの答えを求め交わる人間関係,暴かれる秘密。葛藤する心理が美しく広大な自然に溶けていく衝撃の結末も必見。

今 祥枝(ライター)
太陽がきらめくワイト島の美しい景色と、子供を奪われた母親の海よりも深い悲しみの対比が見事な復讐の挽歌。ジャレット・ハリスとの一騎討ちも見応えのある、クシュ・ジャンボのエモーショナルな演技に心揺さぶられる。

松崎健夫(映画評論家)
「世の中は悪に満ちている」と、このドラマは静かに語りかけてくる。だから、悪に対する復讐心もまた静かに燃え上がるのだ。そんな私利私欲に満ちた強い悪意は、正義をも翻弄させてゆく。わたしたちが、現実の社会に対する憤りにも似た感情を抱く由縁である。

 作家・大山誠一郎による特別コラムも「スターチャンネルEX」のホームページ、記事コンテンツ内にて掲載されるので、ドラマとあわせてチェックしてみよう。

 話題になること間違いなしのドラマ『ビースト・マスト・ダイ/警部補ストレンジウェイズ』を、お見逃しなく!

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