『サザエさん』歩道橋で手助けをする“階段王子”に「怪しすぎない?」「ホラー味を感じた」とツッコミの嵐

アニメ

公開日:2022/3/6

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 2月27日に放送されたアニメ『サザエさん』では、階段の上り下りを手伝ってくれる“階段王子”と呼ばれる男性が話題に。視聴者からは「怪しすぎない?」「ホラー味を感じた」などとツッコミを入れる声があがっている。

 話題になったエピソードは、作品No.8380「階段の王子様」。ある日カツオは、歩道橋の階段で大きな荷物を運ぶおばあさんと出会い、手助けをする。後日、そのおばあさんは新聞社に「階段王子」と称して投稿した上、カツオの通う学校に連絡を入れたため、カツオは諸先生方から褒められる。

 また、おばあさんは「6、7年前に“階段王子”と呼ばれた青年がいましてね…」とし、いつも階段の下にいて、階段を上るのに苦労する老人やベビーカー連れの母親を手助けしていた青年の存在が明らかに。2代目階段王子であるカツオは、初代のことが気になってしまう。

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 フネによると、初代はなかなか有名だったよう。「背が高くて、運動の選手みたいだった」との情報がもたらされた上、カツオの同級生である花沢さんや早川さんも世話になったことがあることが発覚。花沢さんに至っては、泥酔した花沢さんの父を自宅までおんぶして送ってくれたとのこと。初代の優しさはもちろん、その筋力にも驚くばかりだ。

 その後、サザエも学生時代に初代の世話になったことを告白。歩道橋近くで足をねんざした際、自宅まで送り届けてもらったことがあると話す。

 そんなサザエとカツオがある施設を訪れると、そこにはエスカレーターの点検をしている初代の姿が。初代もサザエのことを覚えていたようで、喜びの再会となる。この様子にカツオは、「階段王子は、エスカレーターの王様になってたね」とうまいことを言ってしめるのだった。

 視聴者からは階段王子の親切さに反響があがるなか、ある一つの疑問が。それは、「なぜ階段王子は、いつも歩道橋の階段にいられたのか」というもの。視聴者からは「階段王子いい人だけど、いつも歩道橋の下にいるって怪しすぎない??」「歩道橋専門のおんぶ屋ってこと……?こんなにおんぶ必要な場面ばっかりある……?キョロキョロ町を徘徊してんのかな……? アンパンマンみたいなことか……?」「階段王子のお話にホラー味を感じて楽しんだ」「さすが(雪室)先生、サイコパス堀川に連なるような、『階段王子』という善意が突き抜けてヤバい域に達した怪人物を中心にお話を作ってみせる手際の鮮やかさ」「この階段王子ってやつは何なんだよ。ただの親切な人にしては、動機が不明確すぎるやろ」などとツッコミを入れる声が多くあがっている。

 階段王子の真意は、いかに…。

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