【最新号レポ】『ヒロアカ』「想像を絶する地獄」“荼毘”の過去が明らかに/ジャンプ19号

マンガ

公開日:2022/4/14

週刊少年ジャンプ
『週刊少年ジャンプ』19号(集英社)

※この記事は最新号の内容を含みます。ご了承の上お読みください。

 2022年4月11日(月)、『週刊少年ジャンプ』19号が発売された。『僕のヒーローアカデミア』第350話では荼毘の悲しき過去が明らかになり、「1度帰って来てたのか…」「どこまでいっても“失敗作”扱いの荼毘が切なすぎる」といった反響が後を絶たない。

 荼毘といえば敵(ヴィラン)連合のメンバーにして、その正体はエンデヴァーの長男・轟燈矢。緑谷出久の級友・轟焦凍の兄である。

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 炎を操る個性でありながら体質に恵まれなかった燈矢は、父親に見限られたすえ個性を暴走させて焼死した――と長年思われていた。しかし実際は“荼毘”として生き続けてきたのであり、今回のエピソードでついにその経緯が明らかになる。

 じつは11年前の大火事から燈矢を救ったのは、AFO(オール・フォー・ワン)だった。とはいえ弱り果てた燈矢の身体は、AFOの力を持ってしても元には戻らない。AFOとしては燈矢を“器”のスペアにするつもりだったのだが、結局ここでも彼はスペアにすらならない失敗作に終わったのである。

 それでも燈矢は“自分の存在意義を見出せる”と信じて、轟家へ足を運んだ。だがそこで見たものはかつての自分のように、焦凍をNo.1ヒーローに育てようとするエンデヴァーの姿。“この家族はもう俺を過去にした”と痛感した燈矢は、やがて荼毘として生きる道を選ぶのだった。

 SNS上でも「しんどすぎて言葉にならない」「想像を絶する地獄」などと話題になった同エピソード。戦いの先に、彼が救われる未来があればいいのだが…。

僕のヒーローアカデミア
『僕のヒーローアカデミア』33巻(堀越耕平/集英社)