「聴くanime」シリーズ第5弾『彼岸のオルカ』配信スタート! 新たなコンテンツの形を豪華声優陣の声で楽しもう!

アニメ

公開日:2022/5/13

彼岸のオルカ

 2021年12月から始動したKADOKAWAの新プロジェクト「聴くanime」シリーズ。その第5弾として、2022年4月30日(土)から『彼岸のオルカ』の配信がスタートした。

 「聴くanime」とは、脚本×音声×ビジュアルで物語を紡いでいく新しいコンテンツ。プロジェクト発足と同時に「聴くanime」レーベル「STUDIO koemee(スタジオ コエミー)」が立ち上がり、「全ての展開タイトルが新作台本書下ろし」「YouTubeやSpotifyのほか音声配信サービスにて最新話無料で定期配信」といった、これまでにない形で作品を発表してきた。12月4日(土)に第1弾である『恋は夜空をわたって』が配信されると、たちまち多くのファンを虜にしていくことに。

 そして今回配信された『彼岸のオルカ』も、すでに多くの人から好評の声が寄せられているようだ。同作の舞台は、今から二十数年後の日本。そこには今よりどこか仄暗い社会が広がっていた。技術の発展と反比例するかのように急増した犯罪件数、そして自殺者数…。 警察ではまかないきれない社会の予知保全活動を行う、都市伝説のような“名もなき組織”、通称「マーリントラウト」に所属する若音景は、未成年のアルバイト・海原風真と、最新鋭の技術で吸い上げられたデータを元に「自殺願望者」の現れる先で息をひそめる日々を過ごす。

advertisement

 彼らの目的は一見すれば「自殺を止める」ことに他ならないが、顔の見えない人間たちからは「警察の真似事だ」と揶揄されることも。余談ではあるが、気だるげに仕事をこなす二人は組織内でもぶっちぎりの「自殺抑止率」を誇っている。アンバランスなバディは今日も駅のホームに立つ。目の前の列車を見送りながら――。

 また同作は「アグレッシブな表現ができる、リスナーの感性と近い作家を」という意図から、小説投稿サイト「魔法のiらんど」の作家・藍江紺を「STUDIO koemee」のプロデューサーが声がけ。若手イラストレーター・つもい、ボカロP、シンガーソングライターとして活躍するケダルイ / Kedarui、動画クリエイター・ヤスタツという、WEBで人気のハイセンスなクリエイターが集結した、異色のコラボレーション企画となった。

彼岸のオルカ

 さらにメインキャストとして梶原岳人、熊谷健太郎、小野大輔、岡本信彦などの豪華声優陣も集結。

彼岸のオルカ

 海原風真役の梶原からは「『彼岸のオルカ』はとっても深くてたくさん考えることのできる作品です。なにか皆さんの心に届くものがあればいいと思います。でも僕が言葉を並べてもきっとそれ以上のものは感じてもらわないと分からないことばかりだと思うので!笑 実際に手に取って聴いていただきたい! これに尽きます! よろしくお願いいたします!」といったコメントが、若音景役の熊谷からは「この『彼岸のオルカ』という作品は演じていてものすごくエネルギーを吸い取られるような作品でした。もしかしたら、お聞きいただく皆様のエネルギーも削られていくかもしれません。人間の命、最後の時間とそこに至るまでの痛みに向き合いもがく彼らの生き方をどうぞよろしくお願いいたします」といったコメントを寄せている。

彼岸のオルカ

 夏以降に『ヤングエース』で『彼岸のオルカ』のコミカライズも決定。珍しい“音声ファースト”のコミカライズなので、音声で想像していた部分が視覚ではどう表現されるのか期待しておこう。この機会に、ぜひ『彼岸のオルカ』の関連コンテンツをチェックしてみてほしい。

あわせて読みたい