【最新号レポ】『ONE PIECE』「20年の重みがヤバすぎる」光月おでん亡き後、ワノ国が辿った20年の生き地獄とは/ジャンプ23号

マンガ

公開日:2022/5/15

週刊少年ジャンプ
『週刊少年ジャンプ』23号(集英社)

※この記事は最新号の内容を含みます。ご了承の上お読みください。

 2022年5月9日(月)発売の『週刊少年ジャンプ』23号では、『ONE PIECE』第1048話を掲載。作中で“ワノ国20年の歴史”が走馬灯のように描かれたことで、読者たちから「改めて見るとあまりにも辛い20年…」「ワノ国の人たちには早く幸せになってもらいたい」などと切実な思いが溢れていたようだ。


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 今回のエピソードは、光月おでん亡き後から現在に至るまでの凄惨な20年間がテーマに据えられている。四皇の一角・カイドウと手を組んだ黒炭オロチは自分に歯向かう者をことごとく排除していき、相手が大名であろうと淘汰を厭わない。

 やがてワノ国は国をあげて武器づくりに専念するようになり、働ける若い男たちはみな労働力として駆り出されるように。工場から輩出された汚染物質は川や大地を汚染し、ワノ国の住人たちは深刻な飢えに悩まされていった。

 挙句の果てにオロチは、圧政と環境汚染に咽び泣く人々に対して人造悪魔の実「SMILE」の食べ残しを支給。飢えに耐え切れずSMILEを口にした人々は、その副作用として笑顔以外の感情を失ってしまう。そんな住人たちを前に彼は悪びれるどころか、「腹が減っても家族が死んでも!! 明るくへらへら笑っていきよ!!」と嘲笑うのであった――。

 今回のエピソードを通してワノ国の20年間を改めて目の当たりにした読者からは、「20年の重みがヤバすぎる」「まさに生き地獄…」「ルフィ、早くワノ国を救ってくれ!」といった反響が続出した。

 物語が佳境に差し掛かった今、ワノ国の命運はルフィに託されたようだ。

ONE PIECE
『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)