もはや秋の定番? 「スピリチュアル行楽」が人気

暮らし

2012/11/13

  紅葉も色づき始め、秋の行楽シーズンが到来。なかでも女子たちの人気を集めているのが、神社巡りだ。風水やスピリチュアルの点から不思議なエネルギーをもらえるということで近年ブームとなっている“パワースポット”の中でも、身近で手軽に行ける神社は大人気。今年から神社検定も始まるなどますます盛り上がりを見せているが、本の世界でも神社を巡るエッセイコミックが続々と発売されているのだ。

 まず、どんな神社があるのか知りたい人にオススメなのは、『日本全国ゆるゆる神社の旅』(鈴木さちこ/サンクチュアリ出版)。その名の通り、全国の14都府県33神社を網羅。伊勢神宮や熊野古道、お伊勢参りや出雲大社といった王道から、浦和にあるかわいすぎるうさぎの神社・調神社なんていうものまで紹介されている。さらに、周辺のグルメ情報や基本的な神社の作法などの細かい情報もコミックになっていて、読むだけで行った気分になれる。どこにどんな神社があるのかわからない、どういうふうに楽しんだらいいのかわからないという神社巡り初心者には、うってつけの本かもしれない。これを参考に、神社巡りのコースプランを考えて旅行に出かけてみるのもいいだろう。

 そして、人肌恋しいこの季節にぴったりなのが『おひとりさま 縁結びの旅』(フカザワナオコ/ジェイティビィパブリッシング)。浅草の人力車に乗ると、パワースポットを巡りながら一緒にお話をしたり、記念撮影なんかもできるので、ちょっとしたデート気分を味わえちゃうかも? 縁結びの聖地と言われる松江には、出雲大社をはじめとする有名な神社やおまじないスポットもたくさんある。しかし、今回注目したいのは縁結び娘と呼ばれる人たちが八重垣神社を一緒に回りながらガイドしてくれる「縁結びガイド」。ガイドブックには載ってない情報だって聞くことができるかもしれないのだ。平成25年の3月31日まで無料で実施されているようなので、足を運ぶ際はぜひ利用したい。

 また、古事記をもとに描かれた『「開運! 神社さんぽ」古事記でめぐるご利益満点の旅』(上大岡トメ+ふくもの隊/泰文堂)には、神話やQ&Aが盛りだくさん。例えば、ヤマタノオロチをやっつけたことで現代の日本では勇敢なヒーロー的扱いを受けているスサノオノミコト。しかし、実は彼超がつくほどのマザコン&シスコンだったのだ。おまけにわがままで、全く言うことを聞かないので、父親であるイザナギノカミに追い出されてしまうほどの問題児。出雲には、そんなスサノオノミコトにまつわる神社がたくさん存在するのだが、こんなふうに神様がどんな人だったか知ってからお参りに行くと、また違った楽しみかたもできていいかもしれない。それに加えて、鳥居や注連縄は何のためにあるの? といったことからお守りの有効期限まで、知らなかったこともスッキリ解決。

 さらに、よりスピリチュアルを感じるような、ちょっと変わった楽しみ方を紹介するのは、伊藤三巳華の『スピ☆散歩 ぶらりパワスポ霊感旅』(朝日新聞出版)。なんと、霊感のあることで有名な作者が、訪れた寺社仏閣で“視えた”ものを紹介していくのだ。

 縁結びにゆかりがあると言われている東京大神宮では、作者が視た女形の巫女さんや泉の水に「“縁結び”の神社なのかどうか教えてくださいっ!」と聞いてみる。また、読者から「大宮八幡宮に緑のジャージを着た小さいおじさんがいるらしい」という手紙をもらったら、それを調査するために大宮八幡宮を訪れたりもするのだ。どちらも気になるその答えは、本を読んで確認して欲しい。

 こんなふうに、いろんな角度から楽しめる神社巡り。この秋の週末の息抜きに、コミックを片手に出かけてみては?