1ヵ月に50本以上! 前田敦子の映画漬け生活は役に立つのか?
『映画秘宝』6月号(洋泉社)
最近、映画をたくさん観ていることで話題になっている元AKB48の前田敦子。『映画秘宝』6月号(洋泉社)では、所有する映画DVDが1000枚にも上ることを明かし、今年1月だけでも「57本観に行きました」と発言。同じく現在発売中の『Switch』(スイッチパブリッシング)でも、昨年12月から今年3月までのあいだに観たという約120本の映画リストが掲載されている。
もちろん、これだけハードに映画を観まくる理由には、女優として勉強したい気持ちも大きいのだろう。だが、ネット上では「古い映画を漁る姿勢は評価する」という意見の一方で「女優でなくて映画評論家を目指してんのかな」と不安なファンもいるようだ。
それでは、映画を観ると、どのように役立つことがあるのだろうか。まずは、あっちゃんにとっては映画狂の大先輩・映画評論家の淀川長治の人生を紐解いてみよう。
評伝『映画少年・淀川長治』(荒井 魏/岩波書店)によれば、彼が映画にハマったのは4歳のときのこと。7歳にしてひとりで映画館に通っては、週に9本もの映画を観ていたそう。そんな淀川にと…