デビュー50周年! 山岸凉子「まだ見ぬ自分を求めて」特集番外編

「マンガは私そのもの」と語る、その人生とは 編集I
1969年に21歳でデビュー、少女マンガ界にさまざまな変革をもたらしてきた山岸凉子さんが、今年デビュー50周年を迎えました。
山岸さんは『ダ・ヴィンチ』誌上で2000年11月号から約10年にわたって『テレプシコーラ/舞姫』を連載、本作は『アラベスク』以来の長編バレエマンガとして話題を呼び、2007年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。その後も数種の長短編を『ダ・ヴィンチ』で発表、その作品は雑誌のカラーにも影響を与えてきました。 山岸さんにはこれまでも種々のインタビューや対談にご協力をいただいてきましたが、特集は『テレプシコーラ/舞姫』の第一部完結記念として企画した2007年3月号以来、約12年半ぶりということになります。
本特集の内容は――。
1)川上未映子さん、穂村弘さんによる『日出処の天子』対談 山岸ファンのお二人が、代表作『日出処の天子』について、多種多様な観点から分析した濃密な対談。1980年に発表された本作が、少女マンガ史における大傑作として多くの読者を魅了しつづけている、その理由がわかり…