130万再生楽曲が人気作家の手で小説に。小中学生読者による「子ども宣伝会議」で秀逸なキャッチコピーが誕生!《イベントレポート》
『それを世界と言うんだね(一般書)』(綾崎隼/ポプラ社)
『それを世界と言うんだね(ポプラキミノベル)』(綾崎隼/ポプラ社)
2021年夏、“みんなで作る「キミノウタ」キャンペーン”として、ポプラ社の児童書レーベル・キミノベルのWebページで子どもたちから歌詞を募集し、バーチャルシンガー・花譜さんが歌った楽曲「それを世界と言うんだね」が発売された。この楽曲をモチーフにし、「花鳥風月」シリーズや『死にたがりの君に贈る物語』(ポプラ社)などで知られる小説家・綾崎隼さんが書いた小説『それを世界と言うんだね』(ポプラ社)の、一般書籍版と児童書(キミノベル)版が3月15日に同時刊行される。
本作は、童話の登場人物たちが暮らすお城を舞台にしたファンタジー。ある日、自分が誰なのかまったくわからないままお城のそばで目を覚ました主人公は、“王子”と呼ばれる少年に連れられ城内へ。物語の世界で不幸になった者を救う、“物語管理官”として活動することになる。
綾崎さんは、楽曲の中でも特に〈もしも私が主人公なら/笑顔にできる小説を書く〉〈もしも僕が主人公なら/ハッピーエン…