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安部公房

職業・肩書き
作家
ふりがな
あべ・こうぼう

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1951年
『壁-S・カルマ氏の犯罪』第25回芥川賞
1951年
『赤い繭』第2回戦後文学賞
1958年
『幽霊はここにいる』第5回岸田演劇賞
1962年
『砂の女』第14回読売文学賞 小説賞
1967年
『友達』第3回谷崎潤一郎賞
1971年
『未必の故意』第22回芸術選奨文部大臣賞 文学・評論部門
1974年
『緑色のストッキング』第26回読売文学賞 戯曲賞

「安部公房」のおすすめ記事・レビュー

男が囚われたのは砂地獄。脱出と失敗の先に待ち受けるものとは…安部公房『砂の女』

男が囚われたのは砂地獄。脱出と失敗の先に待ち受けるものとは…安部公房『砂の女』

『砂の女 (新潮文庫)』(安部公房/新潮社)

 31歳、教師の仁木順平という男は、8月に休暇を取って趣味の昆虫採集のために海岸の砂丘に行く。そこには今にも砂に埋もれそうな部落があった。終バスを逃した彼は勧められるがまま、そのうちの1軒の、深い穴の底にある民家に泊まることにした。その家では、寡婦がひとりで砂掻きに勤しんでいた。

 翌朝男が民家を出ようとすると、地上に上がるための縄梯子が外されており、男は家から出られなくなった。常に穴から砂を運び出さなければその村は崩れてしまうため、村人は砂掻きの人手を欲していたのだ。騙されて穴に閉じ込められた男は、埋もれる家で女と砂を掻き出しながら同居生活をすることになってしまう。

 女と肉体関係を持てば出られなくなると思いながらも、しばらく経つとふたりは関係を持つようになる。それでも脱出と抵抗を試みた彼は、廃材で梯子を作り、やっとのことで地上に出る。しかし逃走中に砂で溺れ死にそうになり、追手の村人たちに救出される。そして再び女の家へと閉じ込められてしまう。

 男は、しばらくは波風を立てないようにと穴の中で真面目に砂…

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「この指がなまなましく覚えている」味わい深いエロ! 【文豪に学ぶ官能表現講座】

「この指がなまなましく覚えている」味わい深いエロ! 【文豪に学ぶ官能表現講座】

 文学と言われると、なにか崇高でお堅いものをイメージする方もいるかもしれないが、名作とされる文学にはかなり踏み込んだ性描写が実際多く存在する。ふだん我々が、単に「エロいなぁ」「興奮するなぁ」という言葉だけで済ませているようなシチュエーションや心理状態も、文豪の手にかかれば一層輝くのだ。「そんな言葉で例えるの!?」「こんなに細かく説明するの!?」「自分では言葉にできなかったけど、これを読んだら自分があの時どうして興奮していたのかが分かる気がする!」などと感じさせられる文豪たちの官能的な文章を5点ご紹介したい。

■湯上り姿は15~20分後が旬! ——谷崎潤一郎『痴人の愛』

『痴人の愛 (新潮文庫)』(谷崎潤一郎/新潮社)

 やはり文学に潜むエロと言えば、この人は欠かせない。谷崎潤一郎は性をテーマに描いた名作を多く生み出しているため学校で習うことは少ないが、そのクオリティは凄まじい。代表作『痴人の愛』は、真面目な男がいずれ自分の妻にするために15歳の少女を育てるが、次第に少女の魔性にとりつかれ下僕になっていく様子を描く物語だ。

一体女の「湯上り姿」と云うもの…

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変態は一日して成らず! ー安部公房『砂の女』| 連載第7回

変態は一日して成らず! ー安部公房『砂の女』| 連載第7回

『砂の女』(安部公房/新潮社)

「愛おしき変態本」第7回は、安部公房の『砂の女』をお送りする。1962年に発表され、読売文学賞やフランスの最優秀外国文学賞を受賞、20数ケ国語に翻訳されるなど海外でも高い評価を受け、安部が世界的な作家となった作品だ。

あべ・こうぼう 1924年(大正13年)東京府北豊島郡滝野川町西ケ原(現在の東京都北区西ヶ原)出身。本名は公房(きみふさ)。1925年旧満州の奉天(現在の瀋陽)に家族とともに渡り、少年期を過ごす。1948年東京大学医学部卒業。1951年『壁』で芥川賞を受賞。主な作品に『他人の顔』『人間そっくり』『燃えつきた地図』『箱男』『笑う月』『方舟さくら丸』『カンガルー・ノート』など。1973年より演劇集団「安部公房スタジオ」を結成して演劇活動も行い、『棒になった男』などの戯曲も多数手がける。1993年(平成5年)1月22日、急性心不全のため死去。

 『砂の女』の主人公は、新種のハンミョウを見つけに休暇を取って辺鄙な海岸までやって来た、昆虫採集が趣味の男だ。虫を探すために下を向いて歩いていると、半月状にそそり立って城…

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書店員が選ぶ“時間”に思いを馳せる5冊

書店員が選ぶ“時間”に思いを馳せる5冊

『時間のおとしもの』(入間人間/アスキーメディアワークス)

毎日膨大な量の本に接し、本の知識なら誰にも負けない“本のソムリエ”こと書店員さん。そこで今回は、書店員歴8年、文苑堂書店福田本店店長の新沼雄太さんに“時間”に思いを馳せる本”5冊をセレクトしてもらった。

■『時間のおとしもの』 入間人間 メディアワークス文庫 530円(税別) 「もしも」だとか「あの時こうしておけば」だとかそういった想像を、許し、楽しませてくれるのが小説でありSFである。どの章も、さわやかな後味を感じさせる4つの物語からなる短編集。

■『フラッシュフォワード』 ロバート・J・ソウヤー/著 内田昌之/訳 ハヤカワ文庫 900円(税別) 唐突に自分の未来を知ってしまったら。全力でそこから変えようと試みるのか、受け入れることはできるのだろうか。未来を想像することは楽しい。しかし、意図せず知ってしまったとしたら……。

■『第四間氷期』 安部公房 新潮文庫 550円(税別) 未来を予言する機械。それは本当に間もなく訪れる未来かもしれないし、それが明るい未来かと言われると、果たして本当にそう…

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注目の新刊 『(霊媒の話より)題未定 安部公房初期短編集』 ダ・ヴィンチ2013年4月号

注目の新刊 『(霊媒の話より)題未定 安部公房初期短編集』 ダ・ヴィンチ2013年4月号

曲馬団のパー公とクマ公という2人の少年を軸に、漂泊の民が定住に憧れる物語を描いた表題作は、19歳の時に書かれた処女作だ。2012年に発見された「天使」など全11作(デビュー前と後がほぼ半々)を収録した、安部公房の初期作品集。没後20年記念出版。

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「安部公房」の本・小説

内なる辺境/都市への回路 (中公文庫)

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作家
安部公房
出版社
中央公論新社
発売日
2019-04-23
ISBN
9784122064379
作品情報を見る
(霊媒の話より)題未定―安部公房初期短編集

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作家
安部公房
出版社
新潮社
発売日
2013-01-01
ISBN
9784103008118
作品情報を見る
コレクション 戦争×文学 5 イマジネーションの戦争 (コレクション 戦争×文学)

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作家
星野智幸
伊藤計劃
青来 有一
三崎亜記
赤川次郎
小松左京
泉鏡花
内田百間
モブ・ノリオ
高橋 新吉
宮沢 賢治
小島 信夫
秋山 瑞人
星新一
稲垣足穂
筒井康隆
安部公房
山本弘
田中慎弥
芥川龍之介
出版社
集英社
発売日
2011-09-05
ISBN
9784081570058
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ほろ酔い天国 (ごきげん文藝)

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作家
坂口安吾
田中小実昌
筒井康隆
平松洋子
森茉莉
吉田健一
青木正児
安部公房
嵐山光三郎
池波正太郎
井上ひさし
植草甚一
内田百閒
大竹聡
小沼丹
角田光代
鴨居羊子
坂口謹一郎
佐多稲子
佐藤垢石
椎名誠
澁澤龍彦
太宰治
立原正秋
辰野隆
田村隆一
外村繁
永井龍男
中島らも
野呂邦暢
萩原朔太郎
埴谷雄高
正岡子規
町田康
山口瞳
山本周五郎
横山隆一
吉川英治
吉村昭
吉行淳之介
若山牧水
出版社
河出書房新社
発売日
2018-05-17
ISBN
9784309026817
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新編・日本幻想文学集成 第1巻

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作家
安部公房
倉橋由美子
中井英夫
日影 丈吉
安藤礼二
山尾 悠子
高原英理
諏訪哲史
出版社
国書刊行会
発売日
2016-06-22
ISBN
9784336060266
作品情報を見る
死者たちの語り (コレクション 戦争×文学 13)

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作家
小川 未明
夏目漱石
井上 ひさし
石田 耕治
中井 正文
色川武大
三枝 和子
小川国夫
奥泉光
浅田次郎
目取 真俊
江戸川乱歩
小島 信夫
安部公房
三橋 一夫
真杉 静枝
吉屋信子
江崎 誠致
船越 義彰
出版社
集英社
発売日
2011-11-04
ISBN
9784081570133
作品情報を見る

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