カカクコムやTwitterなど。今日のネットサービスを支え続けてきた会社「デジタルガレージ」の創業秘話
『ファーストペンギンの会社 デジタルガレージの20年とこれから』(株式会社デジタルガレージ 創業20周年記念プロジェクトチーム/ダイヤモンド社)
東西冷戦下の1969年。アメリカの大学や研究所にある、わずか4台のコンピュータによるネットワークが完成した。この記事が閲覧されている空間、インターネット(以下、ネット)のはじまりである。当初は軍事用として開発され、研究分野にも広がり、1992年、商用ネットワークと繋がると共に民間での利用がいよいよ本格的にスタートしはじめた。
そして、アメリカから広まりをみせたネットワークは、やがて日本でも当たり前のように使われる技術となったが、国内のネット普及に大きく貢献した一つの企業がある。カカクコムやTwitterなどの普及を影で支えてきた、株式会社デジタルガレージである。このほど創業から20年の節目を前に、書籍『ファーストペンギンの会社 デジタルガレージの20年とこれから』(ダイヤモンド社)が刊行されたが、ネットサービスの流行を作り上げてきた企業の創業にまつわるエピソードを紹介していきたい。
アメリカでの商用利用…