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伊与原新

伊与原新 写真=朝岡英輔
職業・肩書き
作家
ふりがな
いよはら・しん

プロフィール

最終更新 : 2022-04-07

1972年、大阪府生まれ。2010年『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞。『月まで三キロ』で新田次郎文学賞、静岡書店大賞、未来屋小説大賞を受賞。『八月の銀の雪』は直木賞、2021年本屋大賞候補作に。著書に『博物館のファントム』『コンタミ 科学汚染』『青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏』など多数。

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人生に行き詰まった人たちが、縁のなかった科学的な世界に出会ったとき何が起こるのか? 『オオルリ流星群』 伊与原新の執筆の起点とは

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 行き詰まった人たちが、それまで縁のなかった科学的な世界に出会ったとき何が起こるのか。それを見てみましょう──。新田次郎文学賞受賞作『月まで三キロ』や、直木賞、本屋大賞候補作になった『八月の銀の雪』も、大学院で地球惑星科学を専攻し、研究の世界にずっと身を置いていた伊与原さんならではのそんな発想が執筆の起点になっているという。

(取材・文=河村道子 撮影=朝岡英輔)

「人生に行き詰まった人たちを書きたかったわけではないんです。さらにそんな気持ちになっている方に、この物語が癒やしになってほしいなんてこと、考えたこともないんです」  そんな伊与原さんのフラットさが構えることなく心を委ねられる物語を生み出しているのだろう。やりきれなさを抱えるとき、眺めた月が思いがけず心を静めてくれるように。月も海も星も、誰かの心を救いたくてそこにあるわけではない。 「『月まで三キロ』と『八月の銀の雪』では、科学的なものに触れて世界の見方が変わるということをコンセプトにその瞬間を切り取った短編を書いてきました。『それを長編でやってみませんか?』と言われ、物語のファクターを…

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注目の新刊 『ルカの方舟』 ダ・ヴィンチ2013年8月号

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火星の隕石から生命の痕跡を発見し、一躍時の人となった笠見教授。しかし、科学誌ライターの小日向のもとに、教授の不正を告発するメールが届けられる。その翌日、教授は研究室で死体となって発見された……。横溝正史ミステリ大賞作家が贈る、感動の理系ミステリー。

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宙わたる教室

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作家
伊与原新
出版社
文藝春秋
発売日
2023-10-20
ISBN
9784163917658
作品情報を見る
リケジョ! (角川文庫)

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作家
伊与原新
出版社
KADOKAWA
発売日
2014-02-25
ISBN
9784041012208
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