井手綾香「私にとってグラミー賞は、遠いけど近い存在」
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、4月に1stフルアルバム『atelier』(アトリエ)をリリースした井手綾香さん。この3月に地元の高校を卒業し、現在は音楽活動に専念しているという。しかし、彼女の表現の場は、どうやら音楽だけにとどまりそうもない。
「昔から、いろんなことに興味があるんです。 絵を書いたり、写真を撮ったり。 楽しいなと思えることは 積極的にやるようにしています(笑)。 大変さは全然ないですよ。 むしろ疲れを忘れさせてくれるんです。 それが音楽活動にもつながっていけば、 もっと幸せですし」
両親の影響で幼いころから音楽や絵に触れる機会が多かったという井手さん。やがて、芸術学科のある高校をみつけると迷わず進学。そこで培ってきた表現力はすでに趣味の域を越え、昨年リリースしたミニアルバムではジャケットのイラストも自身で手がけた。そして、もちろん今回のアルバムでも。
「自分で曲を作って、作詞をして、 歌までうたって。 その上、写真の上からドローイ…