真犯人の内面を描き出す“手記”「僕の“妄想”による“二次小説”です」
この度、大人気サスペンスコミック『僕だけがいない街』から初のスピンオフ小説『僕だけがいない街 Another Record』が発売された。
一 肇 にのまえ・はじめ●ニトロプラス所属。2006年『桜ish─推定魔法少女─』の連載を開始し、デビュー。その後「フェノメノ」シリーズで人気を集め、『魔法少女まどか☆マギカ』のノベライズも手がける。他の著書に『少女キネマ ─或は暴想王と屋根裏姫の物語─』『幽式』などがある。
「三部けい先生のマンガだから書くことができました」 小説の作者・一肇さんはそう語る。ご存知の方も多いと思うが、コミックスの主人公は藤沼悟。ごく普通の青年だが、時間が巻き戻る“リバイバル”という能力を持っている。ある日突然、惨殺された彼の母親。悟はそれをきっかけに、18年前へとタイムリープ。それは、同級生の雛月加代が連続児童誘拐殺人事件の被害者となる直前だった。雛月と母を救うため、悟は過去と現在を行き来しながら真犯人を追いつめる……。 3月4日発売の『ヤングエース』でついに完結を迎え、最終8巻の発売が5月2日に決定したばかり。既刊…