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一穂ミチ

職業・肩書き
作家
ふりがな
いちほ・みち

プロフィール

最終更新 : 2022-04-07

小説ディアプラス2007年ナツ号『雪よ林檎の香のごとく』(新書館)でデビュー。『イエスかノーか半分か』(新書館ディアプラス文庫)は20年12月に劇場版アニメが公開され、話題に。同シリーズ番外編の2作『つないで イエスかノーか半分か番外篇4』『OFF AIR 2 イエスかノーか半分か』(共に新書館ディアプラス文庫)は「このBLがやばい!」2021年度小説部門1位となった。ほか、『is in you』(幻冬舎ルチル文庫)、『きょうの日はさようなら』(集英社オレンジ文庫)など著作多数。

「一穂ミチ」のおすすめ記事・レビュー

「小説を書くことで、素直な言葉を吐き出せるようになった」一穂ミチ×柿原朋哉/匿名時代の作家対談

「小説を書くことで、素直な言葉を吐き出せるようになった」一穂ミチ×柿原朋哉/匿名時代の作家対談

 超人気YouTuber・ぶんけいとして知られる柿原朋哉さんが、作家デビューを果たした。そのタイトルは『匿名』(講談社)。誰もが匿名で他者と交流できるようになった現代を舞台に、生きづらさと秘密を抱える若者の姿を鮮烈に表現した。

 そんな『匿名』を上梓した柿原さんが、先輩作家と「匿名時代」を考える対談企画がスタートする。まず登場していただくのは、『スモールワールズ』『パラソルでパラシュート』(いずれも講談社)などで知られる一穂ミチさんだ。

 実は柿原さん、一穂さんの大ファンとのこと。やや緊張しながらスタートした対談では、キャラクターとの距離の取り方や匿名時代の人間関係など、濃密な話題が次々と飛び出した。

(取材・文=五十嵐 大 撮影=干川修)

「一穂さんは、キャラクターの人生を見届ける覚悟を持たれている」(柿原)

『匿名』(柿原朋哉/講談社)

――まずはお互いの作品への感想からお聞かせください。

一穂ミチさん(以下、一穂):ネタバレしないように感想を述べるのが非常に難しいんですが、主人公の友香ちゃんの「どこの集団にも溶け込めずにうまくいかない感じ」なんかは身…

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「芸人が丸ごと描かれていて、私の日記かと思った」――一穂ミチ『パラソルでパラシュート』をお笑いコンビ・蛙亭はこう読んだ! 《インタビュー》

「芸人が丸ごと描かれていて、私の日記かと思った」――一穂ミチ『パラソルでパラシュート』をお笑いコンビ・蛙亭はこう読んだ! 《インタビュー》

 できることも、やりたいことも何もない。29歳で大手企業の受付で契約社員として働き、崖っぷちの柳生美雨が出会ったのは、お笑いコンビ・安全ピンの矢沢亨。彼が暮らすシェアハウスに出入りし、相方の弓彦や芸人仲間と過ごすうち、美雨の毎日は少しずつ輝きを帯びていく。

『スモールワールズ』が第165回直木賞候補になり、第43回吉川英治文学新人賞を受賞、さらに4月6日(水)に発表される2022年本屋大賞にノミネートされ、注目を集める一穂ミチさん。『パラソルでパラシュート』(講談社)は、そんな一穂さんが2021年11月に上梓した長編小説だ。

『パラソルでパラシュート』(一穂ミチ/講談社)

 作中では、30歳を間近に控えた美雨の胸中だけでなく、お笑い芸人の日常、さらにはコントや漫才のネタまでそのまま描かれている。この小説を、お笑い芸人はどう読むのか。キングオブコント2021のファイナリストであるお笑いコンビ・蛙亭のおふたりに、率直な感想をうかがった。インタビュー中には、思わぬハプニングも!?

(取材・文=野本由起 撮影=島本絵梨佳)

「結成10年目の精神状態も、『…

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『パラソルでパラシュート』で芸人を描いた一穂ミチさんとしずる村上さんが対談! 芸人から見た物語の魅力・リアリティとは?

『パラソルでパラシュート』で芸人を描いた一穂ミチさんとしずる村上さんが対談! 芸人から見た物語の魅力・リアリティとは?

しずるの村上純さん

 人生に惑い、未来にも漠然とした不安を抱える企業の受付に勤める29歳の美雨。そんな彼女が出会った、売れないお笑い芸人・亨。どうにも掴みどころのない亨、その相方・弓彦、そして仲間の芸人たちとの交流を通して主人公の世界が輝き始める『パラソルでパラシュート』(講談社)を、“泣いて、そしてたくさん笑いながら読みました”と語るのは、お笑いコンビ・しずるの村上純さん。

 このたびそんな村上さんと、しずるのコントに“優しさを感じています”と話す、著者の一穂ミチさんとの対談が実現! 一穂さんと言えば、『スモールワールズ』で第165回直木賞候補になり、2022年本屋大賞にもノミネートされるなど、活躍著しい注目の作家。“本職”を驚愕させたリアリティ、そのツボを押したところとは? 2人のお笑い談義も見逃せません!

(取材・文=河村道子 撮影=島本絵梨佳)

とんでもないですね、想像力の桁が。ちょっとひっくり返っています(村上)

一穂ミチさん(以下、一穂) 単独ライブ「たぶん、青」、配信で拝見しました。

しずる村上純さん(以下、村上) ありがとうございます!

一…

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「奇跡」をひとり占めしたから家族が死んじゃったの? ごはんが食べられない日々に届いた手紙/一穂ミチ『アンデュー?』後編

「奇跡」をひとり占めしたから家族が死んじゃったの? ごはんが食べられない日々に届いた手紙/一穂ミチ『アンデュー?』後編

第165回直木賞候補作で、本屋大賞2022にノミネートされるなど、各所で話題の小説『スモールワールズ』(一穂ミチ/講談社)。本書に未収録の特別掌編として公開された「回転晩餐会」と同じ世界線の物語「アンデュー?」を特別公開! 切ないのにどこか希望を持てる物語をお楽しみください。

『スモールワールズ』(一穂ミチ/講談社)

 看護婦さんに車椅子を押してもらって、検査室に向かっている時だった。  ――ああ、よかった、やっと会えた!  知らないおばさんが急に駆け寄ってきて、わたしの両手をぎゅっと握った。  ――うちの子がね、重い病気でもうすぐ手術なの。あなたの運をすこし分けてもらえたらきっとうまくいくから。  おばさんはひざまずき、わたしの手を額に引き寄せてぶつぶつとお祈りのようなものを唱え、やがて「ありがとうね」と去っていった。おばさんの姿が見えなくなると、わたしは背中を丸めて歯を食いしばる。  ――大丈夫? 気分が悪いの?  看護婦さんが背中をさすってくれたけれど、何も出なかった。何も吐き出せなかった。奥歯が割れそうなほど噛み締めながら「いいいいい」とお…

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飛行機事故で生き残った――「奇跡」を消費する人々からのプレッシャー/一穂ミチ『アンデュー?』前編

飛行機事故で生き残った――「奇跡」を消費する人々からのプレッシャー/一穂ミチ『アンデュー?』前編

第165回直木賞候補作で、本屋大賞2022にノミネートされるなど、各所で話題の小説『スモールワールズ』(一穂ミチ/講談社)。本書に未収録の特別掌編として公開された「回転晩餐会」と同じ世界線の物語「アンデュー?」を前後編で特別公開! 切ないのにどこか希望を持てる物語をお楽しみください。

『スモールワールズ』(一穂ミチ/講談社)

アンデュー? 一穂ミチ

写真:下村しのぶ 立体:北原明日香

 線香花火の赤い火の玉がぽとりと落ちるように、わたしの記憶は不自然に途切れていた。飛行機の窓から、どこまでも広がる雲の平野と澄んだ空の色に見とれていたのは覚えている。あの、どんな快晴の日とも違う、地上では見たことがない深く透き通った青。  今でも目を閉じれば浮かんでくるほど焼きついているのに、隣のお姉ちゃんや、前の席のお母さんとどんな話をしたのか、どうしても思い出せない。気づけばわたしは病院のベッドの上で、目を真っ赤にしたお父さんやおじいちゃん、おばあちゃん、お医者さんに取り囲まれていた。指一本動かそうとするだけでも身体じゅうが痛かった。痛くない部分が本当にひとつもなく…

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【本屋大賞2022ノミネート】「すごい才能が現れた!!」連作集『スモールワールズ』の誕生経緯と登場人物の魅力/一穂ミチロングインタビュー

【本屋大賞2022ノミネート】「すごい才能が現れた!!」連作集『スモールワールズ』の誕生経緯と登場人物の魅力/一穂ミチロングインタビュー

本屋大賞2022ノミネート! 誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作短編集。著者の一穂ミチ氏の創作の裏側に迫るインタビューをお届けします。

《以下の記事は(2021年4月23日)の再配信記事です。掲載している情報は2021年4月時点のものとなります》

『スモールワールズ』(一穂ミチ/講談社)

 2008年に『雪よ林檎の香のごとく』(新書館)で鮮烈なデビューを遂げて以来、多数の作品を書き続けてきた一穂ミチさん。そんな彼女の最新作となる『スモールワールズ』(講談社)が、2021年4月22日の発売前から書店員たちの熱い支持を集めている。本作は、夕暮れどき、家々にともりはじめる明かりのように、6つの家族の光と影を描き出す6編からなる連作短編集。全国で募った本書の応援店は170店を突破、本書収録の短編「ピクニック」は第74回日本推理作家協会賞の候補作品に選出されているという一穂さんが、本作を書き上げて感じていることとは? 日々の暮らしに対する彼女のまなざしが感じられるお話を、全3回に分けてお届けする。

実感のない言葉は、すぐに相手にバレて…

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気になる大賞はどの作品に!?「2022年本屋大賞」ノミネート10作品発表!

気になる大賞はどの作品に!?「2022年本屋大賞」ノミネート10作品発表!

2022年1月20日(木)、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2022年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。大賞の発表は、4月6日(水)。

今年の「2022年本屋大賞」は全国の483書店、書店員627人の投票によりノミネート作品を選出。ノミネートされたのは以下の10作品だ。

2022年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)

『赤と青とエスキース』(青山美智子/PHP研究所)

『赤と青とエスキース』(青山美智子/PHP研究所)

【あらすじ】 2021年本屋大賞2位『お探し物は図書室まで』の著者、新境地にして勝負作! メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。2度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。

【プロフィール】 青山美智子(あおやま・みちこ)●1970年生まれ、愛知県出身。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。 第28回パレットノベル大賞佳作受賞。…

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歪な家族をテーマに一穂ミチさんが綴った『スモールワールズ』「“私、めちゃくちゃ普通なんで”と言っている人ほど話すとけっこう変わってる」

歪な家族をテーマに一穂ミチさんが綴った『スモールワールズ』「“私、めちゃくちゃ普通なんで”と言っている人ほど話すとけっこう変わってる」

どんなに付き合いが長くても、家の中での顔は決して見えない

(取材・文=立花もも 撮影=首藤幹夫)

 歪な家族をテーマに書いてください、と言われ、歪ではない家族なんているんだろうか、と思った一穂さんが、箱庭のような小さな家族の世界を描きだした『スモールワールズ』。読み心地はもちろん文体もすべて変えて読者に差し出された6編は、BLの分野で活躍してきた一穂さんにとって初の一般文芸単行本だったにもかかわらず、その完成度の高さから直木賞と山田風太郎賞に、収録作『ピクニック』は日本推理作家協会賞短編部門にもノミネートされた。 「人はどうしても自分の生まれ育ちから逃れられなくて、たとえば箸の持ち方が悪いというだけで“育ち”を疑われてしまったり、逆に上品にしているだけで親御さんのしつけがよかったのねなんて言われたりする。経済的に恵まれた家庭のほうが可能性にも恵まれやすいという面も含め、よくも悪くも完全に断ち切ることはできない血の繋がりというものを、できるだけ印象の違う短編に変えて、皆さんにお届けしてみよう、と思いました。商品を陳列するようなイメージですね。並べて…

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「一穂ミチ」の本・小説

光のとこにいてね

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作家
一穂ミチ
出版社
文藝春秋
発売日
2022-11-07
ISBN
9784163916187
作品情報を見る
キス (ディアプラス文庫)

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作家
一穂ミチ
yoco
出版社
新書館
発売日
2017-12-09
ISBN
9784403524424
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スモールワールズ

スモールワールズ

作家
一穂ミチ
出版社
講談社
発売日
2021-04-22
ISBN
9784065222690
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砂嵐に星屑

砂嵐に星屑

作家
一穂ミチ
出版社
幻冬舎
発売日
2022-02-09
ISBN
9784344039025
作品情報を見る
イエスかノーか半分か(1) (ディアプラス・コミックス)

イエスかノーか半分か(1) (ディアプラス・コミックス)

作家
ユキムラ
一穂ミチ
出版社
新書館
発売日
2022-11-01
ISBN
9784403668401
作品情報を見る
パラソルでパラシュート

パラソルでパラシュート

作家
一穂ミチ
出版社
講談社
発売日
2021-11-26
ISBN
9784065260746
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ブルーモーメント (Honey Milk Comics)

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作家
一穂ミチ
ymz
出版社
講談社
発売日
2022-07-11
ISBN
9784065285053
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OFF AIR イエスかノーか半分か(3)

OFF AIR イエスかノーか半分か(3)

作家
一穂ミチ
竹美家らら
出版社
新書館
発売日
2022-07-29
ISBN
9784403221385
作品情報を見る

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