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永作博美

職業・肩書き
タレント・その他
ふりがな
ながさく・ひろみ

ジャンル

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1970年茨城県生まれ。94年から女優としての活動を本格的に開始。2003年、黒沢清監督『ドッペルゲンガー』で映画デビュー。07年『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で第50回ブルーリボン賞助演女優賞など数多くの映画賞を受賞。『人のセックスを笑うな』『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』でも印象的な演技を見せる。

「永作博美」のおすすめ記事・レビュー

永作博美さんが選んだ1冊は?「言葉の背後にあるのは究極的には愛や優しさなんですね」

永作博美さんが選んだ1冊は?「言葉の背後にあるのは究極的には愛や優しさなんですね」

 ※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年12月号からの転載になります。

 毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、永作博美さん。 (取材・文=松井美緒 写真=booro)

 お子さんと書店に参考書を買いに行ったときに、永作さんが思わず「目が合った」という本書。学習書というよりはむしろ、「言葉の大切さ」を教えてくれた一冊だった。 「子どもたちが成長して言葉を覚えるほど、コミュニケーションが疎かになっている気がしていました。今、スピードが重視される時代ですから、皆、時間をかけることを面倒くさがる傾向にあると思うんです。会話でも相手の言葉を聞かずに、自分の考えを喋ってしまうような。でもそれでは言葉が死んでしまう。そして、人の心も死んでしまう」  言葉に込められた人の気持ちを、まずは受け止めてほしい。それを伝えたいと、永作さんはお子さんとの日々の会話を実践しているという。一方で、本書は子どもだけでなく大人にとっても示唆に富んでいる。 「最後にサンタクロース…

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「来年まで待ちきれません!」 高橋一生、永作博美で森絵都『みかづき』ドラマ化決定!

「来年まで待ちきれません!」 高橋一生、永作博美で森絵都『みかづき』ドラマ化決定!

『みかづき』(森絵都/集英社)

 森絵都の小説『みかづき』が、高橋一生と永作博美の出演でドラマ化されることが決定。原作ファンからは、「来年まで待ちきれません!」「一生くんと永作さんが主演とか楽しみ」と歓喜の声が上がっている。

 教員免許はないが勉強を教える才能を持つ大島吾郎は、小学校の用務員室で生徒の補習を行っていた。ある日生徒の母・赤坂千明から自分の立ち上げる学習塾へ来て欲しいと依頼が。それぞれに個性の異なるふたりが公私ともにタッグを組んだことで、塾業界に新たな歴史が生み出されていく。日本人は戦後、何を得てそして何を失ってきたのか。“塾”という世代を超えた共通項をキーワードに描く、心動かされる物語に仕上がっている。

 主役の吾郎を高橋が演じ、千明役には永作を抜擢。他にも工藤阿須加、大政絢、壇蜜、黒川芽以、風吹ジュンの出演が決まっている。

 ドラマ化の情報に対して、「一生くんが主役とか見るしかないじゃん!」「制作陣も安定感ある方たちだから純粋に良いドラマになりそう」「一生くんと永作さんのタッグって素晴らしいものが生まれる予感」「来年まで放送が待ちきれな…

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永作博美が表紙に!『saita』編集長に聞いた、“雑誌づくりの2つのタブー”とは?

永作博美が表紙に!『saita』編集長に聞いた、“雑誌づくりの2つのタブー”とは?

 ママ誌を卒業してリニューアルした生活情報誌『saita』を、当WEBサイトで紹介したのは昨年6月のこと。それから順調に部数を伸ばしているかと思いきや、記事でインタビューした若杉美奈子編集長から「しくじりました!」との連絡が入った。いったい何が起きたのか? さっそく事情を聞きにいくと、“雑誌づくりの2つのタブー”が明らかに。若杉編集長が、恥も外聞もかなぐり捨てて、雑誌づくりで失敗しないための教訓を伝授してくれました。

――昨年、取材した際は、ママだけでなく幅広い読者層に向けて『saita』をリニューアルしたとおっしゃっていましたね。

若杉美奈子編集長(以下、若杉) はい。『saita』はもともとママを対象にしていた生活情報誌です。でも今の時代はエイジレスな方が多いので、幅広い読者層にさまざまな切り口のテーマを伝えていく雑誌としてリニューアルしたのですが、全然伝わらなくて……。リニューアル前より少し部数は増えたものの、会社が求めていた数字からはほど遠く、「失敗した! しくじった!」と思いました。

――しくじった原因は、読者層の問題だけですか?

若杉 いえ…

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彼女は悪女か、淑女か――。永作博美主演で直木賞作家・佐々木譲による法廷ミステリー『沈黙法廷』ドラマ化

彼女は悪女か、淑女か――。永作博美主演で直木賞作家・佐々木譲による法廷ミステリー『沈黙法廷』ドラマ化

 佐々木譲の法廷ミステリー『沈黙法廷』が、永作博美主演で実写ドラマ化されることが決定した。特報動画とキービジュアルも公開され、「あの法廷ドラマを永作さんがどう演じるのか楽しみ!」と期待の声が上がっている。

 同作は、連続する老人不審死事件の容疑者として逮捕された山本美紀の物語。山本は家事代行業で働いているのだが、不審死は彼女の仕事先で相次いでいた。逮捕後の公判では一貫して無実を訴えていたが、証言台に立つと一転して頑なに黙秘を守る。罪をかぶってでも守ろうとしているものは何なのか、警察やマスコミ、そして彼女を信じる者といった様々な視点で彼女の人生が描かれていく。

 警官小説を多く手掛けてきた佐々木が初めて法廷を舞台にした作品で、読者からは「ドラマティックな展開はないけれど裁判の描写がただただリアル」「法廷シーンはまるで裁判を傍聴しているかのような臨場感」「重厚で読み応えのある作品だった。初めての法廷ミステリーとは思えない」といった声が上がっている。

 佐々木はドラマについて、「被告・山本美紀の人生を、どのように照らしてくれるのだろうか。楽しみだ」とコメント…

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極限状態で正気を保つには「セックス」が効く!? 

極限状態で正気を保つには「セックス」が効く!? 

『火口のふたり』(白石一文/河出書房新社)

 昨年の御岳山の噴火以来、火山活動の活発化に注目が集まっている。先日の口永良部島に続き浅間山も噴火。東日本大震災との関連も指摘されているが、1000年に一度の火山活動期に入ったとの分析もあり、いよいよ富士山の噴火も現実味をおびてくる。3.11でもまざまざと感じたことだが、いわゆる天変地異を前にしては、人間というものは無力でしかない。恐ろしい未来にフォーカスしすぎれば、途方もない終末感で身動きが出来なくなるのがオチだ。では、どうしたらいい?

 恋愛小説の名手、白石一文氏の『火口のふたり』(河出書房新社)は、こうした極限状態におかれた人間が精神の均衡を保つための営みに、「セックス」を取り出してみせた衝撃の物語だ。

 物語は倒産寸前の会社の整理に踏ん切りが着かないまま、3.11以後の絶望と厭世感を抱えたバツイチ男の賢治が、いとこ・直子の結婚式に出席するために福岡に戻るところから始まる。様々な問題に疲れ果てた賢治に対し、7年ぶりに再会した直子は昔のままの若々しさ。兄妹のように育った気安さから賢治を強引に買い物に連れ…

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永作博美、作家・白石一文が語る“男のセックス信仰”に、「勉強になります(笑)」

永作博美、作家・白石一文が語る“男のセックス信仰”に、「勉強になります(笑)」

 3.11以降、心の中にどうしようもない終末感を抱える男と、結婚式を間近に控えた「いとこ」の女。再会した2人は、結婚式前の数日間、かつての情熱を反芻するかのように激しいセックスを繰り返す――直木賞作家・白石一文氏の『火口のふたり』(河出書房新社)は、追いつめられた人間たちのどうしようもない衝動をクールに見つめ、危ない愛を描き出す衝撃作だ。その文庫化を記念し、かつて白石作品のドラマ化(『私という運命について』/WOWOW)で主演をつとめた女優・永作博美氏との対談が実現。結婚や出産、男と女の意識や性欲の違い…普段なかなか聞けない2人の本音が次々と飛び出した。

普通に生きている人をちゃんと書く

白石:一度、女優さんに聞いてみたかったんですけど、本は仕事と切り離して読まれるんですか? たとえば読みながら、演じている自分をイメージするとか。 永作:私の場合は、本は完全に仕事と切り離して読みますね。ただ、読みながらも風景とか色とか人とか、勝手に浮かんでしまう時もあって、そういう場所は「何か縁があるのかな?」って感じます。そんな感覚で(出演を)決めた作品もありま…

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永作博美が感じる「気持ちのいい」生き方とは?

永作博美が感じる「気持ちのいい」生き方とは?

映画『八日目の蝉』で、赤ん坊を連れ去って育てる女性を演じた永作博美さん。   誘拐犯にして“母親”という難役に挑んだ彼女が選ぶ一冊とは――。    「中国の山奥の村での実体験をもとにしたノンフィクション、『タオ・コード 性の五次元領域から迸る秘密の力』です。実際に著者の方が中国の山奥の村で体験したノンフィクションなので、『ダ・ヴィンチ・コード』に近いものがあるというか、老子の暗号? 面白そうって一気読みでした」    <タオ・コード>とは、老子の母の故郷とされる村に、老子書の原版とともに伝承されてきた秘密の暗号のこと。   それには、人類を次元上昇=“真のエクスタシー”に導く、聖なる性の秘儀が隠されていた。    「要は、周りと共鳴しながら生きることがどんなに気持ちいいかって話なんですよ。自分の周りにあるものの良さをすごく感じさせてくれる本なので、読んで少しでもラクになる人がいたらいいなと」   その感覚は、永作さん自身が“演じる”時の感覚と通じるものがあるらしい。          「自分の全部を使わないとできないことなんですね、私の場合。…

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やうやう 永作博美

やうやう 永作博美

作家
永作博美
出版社
リトル・モア
発売日
2008-01-17
ISBN
9784898152300
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