KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

「益田ミリ」のレビュー・書評

トモダチは5つの言葉を話すロボット? 益田ミリ画業20周年記念作品『ミウラさんの友達』

トモダチは5つの言葉を話すロボット? 益田ミリ画業20周年記念作品『ミウラさんの友達』

ロボットは未来をテーマにした創作物でよく描かれるもののひとつだ。その多くはまるで人間のように描写される。細かな動作ができ、たくさんの語彙を持つロボットは、ときに人間の味方として、ときに敵として作品に登場する。 『ミウラさんの友達』(益田ミリ…

もっと見る

まるで令和の『サザエさん』!? 益田ミリが、平坦な日常にささやかな幸せを見出す人々を描く! コロナ前後で変わってしまったもの

まるで令和の『サザエさん』!? 益田ミリが、平坦な日常にささやかな幸せを見出す人々を描く! コロナ前後で変わってしまったもの

益田ミリさんの『沢村さん家のたのしいおしゃべり』(文藝春秋)は、書名の通り、沢村さん夫婦とその娘の何気ない日常を切り取ったエッセイ風漫画だ。図書館やジムに通って定年後の生活を謳歌している父の四朗(70歳)。料理上手で人付き合いやおしゃべりが…

もっと見る

人生に疲れ、傷ついた人が訪れる『スナックキズツキ』。益田ミリが描く、ミステリアスなママの正体とは?

人生に疲れ、傷ついた人が訪れる『スナックキズツキ』。益田ミリが描く、ミステリアスなママの正体とは?

イラストレーターで、漫画家、エッセイストでもある益田ミリ氏が、7年ぶりの描き下ろし漫画『スナックキズツキ』(マガジンハウス)を上梓した。シンプルで肩の力の抜けた絵柄、日常のもやもやを的確に言語化したセリフなど、著者の持ち味は本書でも不変。そ…

もっと見る

森のそばに住む家族と周辺の人々の日常が優しく懐かしい…益田ミリの『きみの隣りで』

森のそばに住む家族と周辺の人々の日常が優しく懐かしい…益田ミリの『きみの隣りで』

忙しく日々を過ごしていると、深く呼吸することを忘れてしまう気がする。「こんな生き方でいいのかな」と不安になったり「もう〇〇歳なんだからしっかりしなきゃ」と自分を鼓舞したり。次第に息苦しさを感じてどんどん視野も狭くなり、そのことがさらに怖く…

もっと見る

高齢夫婦と40歳独女、3人家族からみる“益田ミリ流”の幸せとは?

高齢夫婦と40歳独女、3人家族からみる“益田ミリ流”の幸せとは?

幸せってなんだろう。海の幸と山の幸。幸という文字は狩りの対象。よって、幸せとは自力で獲得するものではないだろうか。お金。恋。結婚。出産。その他快楽。現代でも幸せの対象となるものは自力で獲得するものが多いような気がする。 『沢村さん家のそろそ…

もっと見る

益田ミリ、9年ぶり2作目の長編小説『一度だけ』「一年に一度でいい。熱く、熱い、夜が欲しい」

益田ミリ、9年ぶり2作目の長編小説『一度だけ』「一年に一度でいい。熱く、熱い、夜が欲しい」

ミュージシャン・矢野顕子が生み出した曲の一つに「ひとつだけ」がある。故忌野清志郎とのコラボでも知られ、愛らしい歌詞が心に響く名曲だ。 これから紹介する本は「ひとつだけ」ではなく『一度だけ』(幻冬舎)。都会暮らしをする独身アラフォー女子を描い…

もっと見る

この1冊で女性の生態がわかる? 益田ミリの『やっぱり、僕の姉ちゃん』

この1冊で女性の生態がわかる?	益田ミリの『やっぱり、僕の姉ちゃん』

男女がわかりあえないのは、脳に構造の違いがあるからだと言われている。一説によると、女性の方が左右の脳を結ぶ脳梁が太いため、右脳と左脳の情報を交互に操りながら同時に処理することができるらしい。ただ、はっきりとしたことは未だに判明されていない…

もっと見る

『ダ・ヴィンチ』2018年4月号「今月のプラチナ本」は、益田ミリ『永遠のおでかけ』

『ダ・ヴィンチ』2018年4月号「今月のプラチナ本」は、益田ミリ『永遠のおでかけ』

『永遠のおでかけ』 ●あらすじ● 末期がんの宣告を受け、余命6カ月といわれた父。 いつもどおりの生活と共に、父、母、妹との、家族の時間が綴られる20編。 やがて父は旅立っていき――。 「大切な人の死」をめぐる日々を描く、全書き下ろしエッセイ集。 ますだ…

もっと見る