病は芸術に通じる!? 横尾忠則のユニークすぎる病気克服法とは
『病気のご利益』(横尾忠則/ポプラ社)
世界的に評価されている美術家・グラフィックデザイナーの横尾忠則によるエッセイ『病気のご利益』が、2020年2月13日(木)に発売された。前代未聞の観点から“病”について掘り下げた内容に、「病気を生きるエネルギーに転換できるなんて!」「すごくタイムリーな内容だと思う」と反響が上がっている。
「病気と出会うことで、ぼくは生活や芸術を見直すことができた。感謝こそしないものの、病は神が差し出してくれた贈り物のような気がする」。横尾はこれまで喘息や難聴、骨折など様々な不調に対して、好奇心とひらめき、直感をもって向き合ってきた。病気は時に芸術作品の重要なテーマとなり、病室がアトリエになることもあったという。
同書では幼少期から現在に至るまでの華麗なる病歴と、ユニークな病気克服法を一挙公開。「子供の頃、熱を出すと幻想世界で遊べる楽しみがあった」「入院は死の世界から生の世界を見るチャンスともなる」など、思わずハッとさせられるような発想がいくつも綴られている。
書籍の内容としては2009年に刊行された『横尾忠則の超・病気克服術…