岡崎京子のマンガ『チワワちゃん』が衝撃の実写映画化! チワワを演じた女優・吉田志織インタビュー
いつも一緒に遊んでいたチワワちゃんとの再会は、テレビのなか。バラバラ殺人事件の被害者としてだった――。1月18日に公開された映画『チワワちゃん』。かわいくて、いつも笑顔で、誰からも好かれる人気者だったチワワ。けれど仲間の誰も本名さえ知らなかったチワワ。彼女はいったい、どんな女の子だったのか。岡崎京子の同名マンガを実写化した本作、キーパーソンとなるチワワを演じ、映画とコラボしたビジュアルブックが発売されたばかりの吉田志織さんにお話をうかがった。
■「人はけっきょく、見たいようにしか現実を見ない」 純粋すぎるチワワを通じて、感じたこと
――もともと岡崎さんのマンガはお好きだったんですよね。
吉田志織(以下、吉田) そうなんです。「チワワちゃん」も、もちろん読んでいて。だから2017年の12月にオーディションの話を聞かされたときは嬉しかった。受かるかどうかはわからないけど、私以外の誰がやるんだって気持ちで臨みました。
――そして見事、勝ちとったと。岡崎さんのマンガのどういうところが好きなんですか?
吉田 憧れと共感がつまっているんですよ。出てくる女の子たち…