“こじらせ女子”はもう古い!強く賢く、時にはゲスく。『ラブラブエイリアン』が提唱する、現代のオトナ女子の楽しい生き方とは?
現在、フジテレビで絶賛ドラマ放送中の「ラブラブエイリアン」。原作『ラブラブエイリアン』(岡村 星/日本文芸社) は、地球人観察にいそしむ宇宙人の前で、女子アパートの住人たちが飲んで食べてしゃべりまくるだけというセリフ多めの会話劇。だがしかし、繰り広げられるガールズトークはとにかくゲスい! 地球人を愚かで野蛮だと見下す宇宙人たちもなかなかに毒舌だが、それにも増して女子たちのあけすけで下ネタ満載の本音がひどいのだ。
女性の本音やリアルを描いたマンガは多くあれど、ここまで突き抜けたマンガは多くない。新機軸として注目された理由のひとつは「誰も恋バナしてないから」じゃないかと著者の岡村 星さんは言う。
岡村 星(以下、岡村)もちろん『ラブアン』に出てくる女子たちも、合コンには行きますし、彼氏ができれば話題にはのぼりますけど、それだけを中心には生きていないんですよね。このマンガは、私と友達が仕事終わりにだらだらずーっと部屋でしゃべっていた、そんな時代をモデルにしているんですけど、働いている以上はやっぱり会話のネタになるのは仕事のことが多かったし、恋愛至…