なぜ岡村靖幸は勉強しつづけるのか?俳句やラップ、コントなど未知のジャンルに初挑戦した『岡村靖幸のカモンエブリバディ』発売記念インタビュー
ミュージシャンの岡村靖幸さんにとって、「勉強」はひとつのトレードマークになっている。「Super Girl」「家庭教師」といったソロ楽曲、DAOKOさんとコラボした「ステップアップLOVE」、プロデュースを担当した川本真琴さんの「愛の才能」など、数多くの楽曲に「勉強」というフレーズが登場する。
6月9日に発売された『岡村靖幸のカモンエブリバディ』(双葉社)は、岡村さん自身が勉強する姿が収録されている。本作は、様々なゲストを招いて、俳句やラップ、コント、歴史、ポエトリーリーディングなどを学ぶNHKのラジオ番組が書籍化されたものだ。
本記事では、岡村さんの単独インタビューを実施。本作の魅力はもちろん、あまりメディアに出演してこなかった岡村さんが積極的に表舞台に出ようと思った理由、そして岡村さんにとって「勉強」とは何なのかを伺った。
(取材・文=金沢俊吾 撮影=booro)
少年少女のことを意識した ──ラジオ番組「岡村靖幸のカモンエブリバディ」が、ゲストを招いて岡村さんがいろいろなことに挑戦する形式となった経緯を教えてください。
岡村靖幸(以下、岡村)…