粋でイナセな江戸の絵師の人情にしびれる、痛快娯楽時代劇!
読者による作品への応援メッセージ投稿機能を搭載した ウェブサイト「ぽこぽこ」のスターティングメンバーとして、 ベテラン古屋兎丸、押切蓮介らと肩を並べて参戦した注目の新鋭・岡田屋鉄蔵。 彼女がその実力を存分に証明したマンガ『ひらひら 国芳一門浮世譚』が このほど単行本として発売された。 実在した幕末の浮世絵師・歌川国芳一門を描いた本作は、 間違いなく“次にくるマンガ”だ。未読の方は即チェックを!
薀蓄マンガではなく、娯楽時代劇読んでスカッとしてほしい 江戸時代末期、類稀なる画才で都を席巻した浮世絵師がいた。彼こそが、武者絵、名所絵から春画までなんでもござれの奇才・歌川国芳。粋でイナセな国芳に惚れこんだのは、お江戸の庶民ばかりではない。没後150年を迎えた2011年、国芳に挑んだのが気鋭マンガ家・岡田屋鉄蔵。『ひらひら 国芳一門浮世譚』では、国芳と彼を取り巻く人々の人情噺を、愛情たっぷり、闊達自在に描き出している。 「国芳の魅力は“人間のよさ”。気のいい親父で、金が入れば弟子たちとパーッと使ってしまうような人でした。没後に弟子たちが描いた国芳…