島本理生『2020年の恋人たち』が加藤シゲアキの解説付きで文庫化! 「母の反対側へ進もうとすればするほど、離れられなくなる」
人と繋がり続けるために、語る人と黙る人がいる。小説『2020年の恋人たち』(島本理生/中央公論新社)の主人公・前原葵は後者だ。彼女は他人に期待しない。幼い頃から自立することを強いられる環境で育ってきた彼女は、自然と人に頼らず解決するすべを身につ…
人と繋がり続けるために、語る人と黙る人がいる。小説『2020年の恋人たち』(島本理生/中央公論新社)の主人公・前原葵は後者だ。彼女は他人に期待しない。幼い頃から自立することを強いられる環境で育ってきた彼女は、自然と人に頼らず解決するすべを身につ…
この秋、注目の作家・加藤シゲアキさんの待望の新作『なれのはて』(講談社)が発表された。『小説現代10月号』(講談社)に書き下ろし全文を公開、つづいて単行本も登場する。吉川英治文学新人賞と高校生直木賞を受賞、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEARにも輝…
「青春」とは、自分の輪郭を描くためにもがく期間だと思う。輪郭を描く筆は過去に与えられた愛や失望、加える絵の具は出会いや環境の変化だ。そして白いキャンバスはありあまる時間。まだ若い青春時代には筆運びに自信がないし絵の具も少ないから、青春時代…
加藤シゲアキさんの初エッセイ集『できることならスティードで』(朝日新聞出版)のなかで、不登校の小学生と出会ったエピソードがある。「同じ時間に同じこと勉強するってなんなの、意味わからなくない?」と言う少女に対し、加藤さんはこう答えた。「学校…
休日明けの朝、学校や仕事に行きたくないと思う人は多いだろう。会いたくない人がいる場合もあれば、特に理由はなく、なんとなく行きたくないと思うこともある。そんな憂鬱な気持ちを抱いたあとにどのような行動を取るか。行きたくないけど頑張って行く、行…
不完全燃焼な人生は送りたくない。燃え盛る焚き火のように限られた人生の中で精一杯その炎を燃やし続けたい。そう思うのは、私たちばかりでなく、アイドルも同じなのかもしれない。NEWS・加藤シゲアキによる3作目の小説『Burn. -バーン-』は私たちに人生の意…
ピンクとグレー/加藤シゲアキ/角川書店 ジャニーズ事務所のグループNEWSのメンバーで、ドラマや、バラエティ、舞台でも活躍している加藤シゲアキが小説家として衝撃デビュー。芸能界を生きる2人の少年の心の交流、葛藤を描いた青春小説。たちまち10万部突…