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加門七海

職業・肩書き
作家
ふりがな
かもん・ななみ

プロフィール

最終更新 : 2022-02-16

東京都生まれ。1992年『人丸調伏令』でデビュー。オカルト、民俗学への造詣を生かした小説や怪談実話を執筆。著作に『祝山』『もののけ物語』『着物憑き』など。

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「怖い絵本は、理解できないものを理解しようとする想像力を育む」。一過性のブームで終わらない怖い絵本の魅力

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 今、子どもたちだけでなく大人も夢中にさせている「怖い絵本」。近年のブームの原動力となったのは、2011年にスタートした岩崎書店の「怪談えほん」シリーズ。人気作家たちが子どもたちを本気で怖がらせようとしている同シリーズは話題を呼び、現在第3期まで刊行継続中です。同シリーズの編者で、怪談に詳しい文芸評論家・アンソロジストの東雅夫さんに「怪談えほん」シリーズのなりたちと、怖い絵本の魅力についてうかがいました。

(取材・文=朝宮運河)

東雅夫さん

――現在の怖い絵本ブームのきっかけとなったのが、2011年にスタートした岩崎書店の「怪談えほん」です。このシリーズは、どのような経緯で生まれたのですか。

東雅夫さん(以下、東):昔話になってしまいますが、かつて「ビーケーワン」というオンライン書店がありまして(※2012年にhontoと統合する形で営業終了)、私は怪奇幻想文学専門の「社外エディター」の立場で関与していたんです。そのビーケーワンの担当者を通じて打診されたのが、怪談えほんのプランでした。詳しい経緯は分かりませんが、その担当者と岩崎書店の間で、これまでに…

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外出自粛は平安時代でいう「忌みごもり」!? 加門七海が語る、日常の中の怪異と“オマジナイ”

外出自粛は平安時代でいう「忌みごもり」!? 加門七海が語る、日常の中の怪異と“オマジナイ”

 ホラー小説や怪談実話を執筆するかたわら、オカルト系ノンフィクションの書き手としても活躍する加門七海さん。このほど文庫化された『お咒(まじな)い日和 その解説と実際(角川文庫)』(KADOKAWA)は、数多くの文献とフィールドワークをもとに「オマジナイ」の世界に迫った一冊です。日常的な動作にも、実は数多く含まれているというお咒い。その実像を、お化けが見える作家としても知られる加門さんにあらためて教えていただきました。

――「オマジナイ」と聞くとオカルトめいた儀式を連想しますが、加門さんの著書『お咒い日和 その解説と実際』(角川文庫)で紹介されているのは、それだけではありません。「紙を折る」「指切りをする」といった日常的な所作・行為にも、お咒いとしての意味が込められているのだと解説されています。

加門七海さん(以下・加門):この本では「なんらかの道具や行為、あるいは意思の力を用いて、超常的な力をたのんで結果を得ようとする行い」をすべて「お咒い」と呼んでいます。だから範囲は結構広いですね。縁結びや厄除けのおまじないはもちろん、お祓いも呪詛もお咒いに含まれ…

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闇の世界へご案内… 加門七海×中野純と歩く「第2回怪談闇歩きツアー」開催!

闇の世界へご案内… 加門七海×中野純と歩く「第2回怪談闇歩きツアー」開催!

昼間の裏鋸(撮影:加門七海)

加門七海と中野純が、今年もみなさまを闇の世界へご案内… 2015年3月14日(土)に房総半島の名闇で、怪談と闇歩きのツアーが行われる。鋸山の裏側、房州石の採掘跡の古くて新しい道を歩き、異形の景色の中で逢魔が時を体感。道中、怪談や奇譚に耳を澄ませ、さまざまな闇遊びを行う予定だ。日中に、奇妙な生物ヒカリモが黄金色に輝く闇なども楽しめる。

定員まで残りわずか!東京近郊にお住まいのかたが日帰りできる時間に解散する予定なので安心して闇に浸ろう。 ■第2回怪談闇歩きツアー「加門七海+中野純と歩く房州鋸闇トワイライトハイク」 <案内人> 加門七海(作家)+中野純(体験作家、闇歩きガイド) <日時> 集合時間:2015年3月14日(土)14時半集合 解散予定:20時過ぎ~21時過ぎ解散予定 ※雨天中止 <集合/解散場所> JR内房線 浜金谷駅 <参加費> 3,000円(税込み) ※当日現金でお支払いください。なるべく釣り銭のないようお願いします。 <定員> 残りわずか。 <参加申し込み> さるすべりへ、メール(saru@sarus…

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本当に出ちゃうのか!? 肝まで冷やす怪談巡りのためのガイドブック『ぼくらは怪談巡礼団』(加門七海、東雅夫)

本当に出ちゃうのか!? 肝まで冷やす怪談巡りのためのガイドブック『ぼくらは怪談巡礼団』(加門七海、東雅夫)

『ぼくらは怪談巡礼団』(加門七海、東雅夫/KADOKAWA メディアファクトリー)

暑い。8月も終わりに近づいたとはいえ、気候的にはまだまだ夏真っ盛りといったところだ。

こう暑いと、つい怪談噺でも聞いて涼みたくなるもの。けど、ちょっと待った。いつも怖い話を聞くばかりでは芸がない。今年は怖いものが出そうな場所へ、ちょっと出かけてみませんか?

というわけで、今回は怖い場所へのお出かけに最適なガイドブックをご紹介する。7月に発売された『ぼくらは怪談巡礼団』(加門七海、東雅夫/KADOKAWA メディアファクトリー)は怪談専門誌『幽』に連載された、ホラー作家・加門七海と文芸評論家・東雅夫による怪談紀行をまとめた本である。

「怪談紀行って言ったって、どうせ噂の心霊スポットとかをめぐるだけの話でしょ」と思った貴方、断じて違う。これは泉鏡花や柳田国男といった日本の怪談文芸に登場する舞台を紹介しながら、東・加門のコンビと『幽』編集部のメンバーが実際に赴きレポートするという、怪談文芸の名作ガイドを兼ねたトラベルブックなのである。

文芸作品の薀蓄を披露し、訪れるスポットの文学…

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『Mei(冥)』の特集「闇を歩く」をつまみ読み!

『Mei(冥)』の特集「闇を歩く」をつまみ読み!

 

写真提供=中野純

記念すべき『Mei(冥)』創刊号の特集は、その名が示すとおり、冥闇を楽しむという企画だ。 都会には暗がりはあっても闇はない。そこで『闇を歩く』『闇と暮らす。』など、 闇の魅力を探求し続ける作家・中野純さんに案内人をお願いし、箱根山をナイトハイクした。 同行者は、『鍛える聖地』で中野氏とともに奥多摩をナイトハイクした加門七海さん。 月の出ない星の輝く夜。果たしてそこにあった世界はどのような姿を見せてくれたのか。 暗闇と戯れたいすべての女性たちにお届けします。

  アクセス 深夜23時、箱根登山鉄道強羅駅に集合した一行は、市街地を突き進み登山口へ向かう。明星ヶ岳の山頂からは尾根道を歩き明神ヶ岳へ。途中途中で休憩を挟み、明神ヶ岳の山頂付近でご来光を拝む。その後、大雄山最乗寺へ下山した。

写真提供=中野純 ★歩いた人★ 中野 純 加門七海

闇夜の光を堪能せよ 加門七海  夜は好きですか?  闇は好きですか?  闇が怖い、夜が怖いという感覚は、本能的なものかも知れないが、夜は暗いのが当たり前で、洞窟の中などは一年中闇が溜まっているのが普通…

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『Mei(冥)』刊行記念イベント開催

『Mei(冥)』刊行記念イベント開催

 日本唯一の怪談雑誌『幽』の姉妹誌『Mei(冥)』Ghostly Magazine for girlsの刊行を記念して、2012年10月19日(金)東京・代官山蔦谷書店にて発売記念イベントが開催される。

同誌のコンセプトは「異界への入口」。20~40代の女性をターゲットにした怖くて愉しい話が多数掲載されている。

イベントでは、漫画家の伊藤三巳華さんと歌人で小説家の東直子さんのトークショーをはじめ、同誌の特集「闇を歩く」でナイトウォークを行った、作家で闇歩きガイドの中野純さんと作家の加門七海さんのトークショーなど盛りだくさんの内容となっている。 司会は『幽』編集長の東雅夫さんが務める。

●イベント概要 『Mei(冥)』Ghostly Magazine for girls発売記念イベント 【第1部】伊藤三巳華さん×東直子さんトークショー 【第2部】特集『闇を歩く』中野純さん×加門七海さん

日時:2012年10月19日(金)20:00~22:00 会場:代官山蔦谷書店 参加方法:同店にて『Mei(冥)』を予約された方に整理券を配布(電話予約可) 予約・問合せ…

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注目の新刊 『猫怪々』 ダ・ヴィンチ2012年2月号

注目の新刊 『猫怪々』 ダ・ヴィンチ2012年2月号

雨上がりの夜、著者の自転車の前に飛び出してきた、掌サイズの仔猫。風邪を引いているその猫を見捨てることができず、著者は飼うことを決意する。しかし、家に連れ帰った最初の晩から、不思議な出来事が起こりはじめ――。拾い猫との怪しい日々を綴ったエッセイ集。

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「加門七海」の本・小説

呪術講座 入門編

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加門七海
出版社
KADOKAWA
発売日
2024-03-01
ISBN
9784041138380
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七海さんのオバケ生活 (2) (HONKOWAコミックス)

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作家
加門七海
みつつぐ
出版社
朝日新聞出版
発売日
2024-02-20
ISBN
9784022143907
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七海さんのオバケ生活 (1) (HONKOWAコミックス)

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作家
加門七海
みつつぐ
出版社
朝日新聞出版
発売日
2023-02-07
ISBN
9784022143600
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大江戸魔方陣 徳川三百年を護った風水の謎 (朝日文庫)

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作家
加門七海
出版社
朝日新聞出版
発売日
2020-08-07
ISBN
9784022620224
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