昔の日本はどうやって感染症と戦ったの? 新しい1000円札の顔・北里柴三郎と、文豪・森鷗外の知られざる交流
医療が発展した今の世の中でさえ、新型コロナウイルスとの戦いに苦戦を強いられているというのに、かつての日本は、ウイルスや細菌、原因不明の病にどう立ち向かっていたのだろう。日本の衛生行政を語る上で、欠かせない人物が2人いる。ひとりは、新しい1000…
医療が発展した今の世の中でさえ、新型コロナウイルスとの戦いに苦戦を強いられているというのに、かつての日本は、ウイルスや細菌、原因不明の病にどう立ち向かっていたのだろう。日本の衛生行政を語る上で、欠かせない人物が2人いる。ひとりは、新しい1000…
『コロナ狂騒録』(海堂尊/宝島社) コロナに揺れた2021年もまもなく師走。オリンピックのような大イベントもあったが、コロナの脅威はまだ去ったわけではなく、これから第6波が来るかもしれない……昨年に引き続き今年もそんな穏やかでない年末を迎えることと…
ページを繰る手を止めさせないエンターテインメントでありながら、ニッポン社会の“今”とつながり、読者のなかに問題提起がふつふつと湧いてくる――。海堂尊さんの作品は、ストーリーのなかに、そんな核を抱いている。 前作『医学のたまご』から『医学のひよこ…
手術室で起きた前代未聞の連続殺人を描いた海堂尊さんのメディカルミステリー『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)。第4回「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作で、現役の医師であった著者が描く最新の医療現場の状況や大学病院における特殊な人間関係…