荒川弘、いくえみ綾、海野つなみ、冬目景が語る『漫画の仕事』
『漫画の仕事』(インタビュー、構成:木村俊介/幻冬舎コミックス)
漫画と読者を繋ぎ続ける“見えない糸”の正体を探る創作読本『漫画の仕事』が、2018年3月28日(水)に発売された。
同書は、荒川弘、いくえみ綾、海野つなみ、冬目景という少年誌・青年誌・女性誌で読者の心を刺激し続けている4人の女性漫画家のインタビューを集めた一冊。タイトルは「漫画“家”の仕事」ではなく『漫画の仕事』で、彼女たちが漫画で伝えてきた“仕事”をインタビュアー・木村俊介が聞き書きのカタチでまとめている。漫画家としての「仕事論」にとどまらず、彼女たちの“手の痕跡”から読者の心を掴み続けるものの正体に迫っていく。
『トーチソング・エコロジー』より
普段あまり語られることのない部分を巧みに引き出す木村。同書には、「漫画家」という過酷な仕事を選択した女性たちの創作秘話から仕事に対する考え方まで、生の言葉が詰まっている。
登場する4人のファンだけにとどまらず、“ものづくり”に携わる人にとって“仕事論”として楽しめる言葉と要素が盛りだくさん。彼女たちが常に考え続けている“伝える”という…