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岩本ナオ

職業・肩書き
マンガ家
ふりがな
いわもと・なお

「岩本ナオ」のおすすめ記事・レビュー

  • レビュー・書評

東京での失恋を引きずって故郷の役場にUターン就職、そしてまさかの奇妙な三角関係

東京での失恋を引きずって故郷の役場にUターン就職、そしてまさかの奇妙な三角関係

農村の過疎化が進む中、農村では田舎暮らしの短期プログラムを実施したり、新しい定住者には破格の条件を提示したりするなどで、都市部から若者を募っています。そうした努力のかいあり、農業に興味を示したり田舎暮らしに憧れを抱いたりする若者が増えるとともに、コミックや小説などでも、都市部に暮らす主人公が田舎で快適ライフを…といった作品が人気を集めています。

本作も同様、都会に暮らしていた主人公が大学を卒業して故郷「雨無村」に帰ってくる、というもの。そして、タイトルのとおり村役場に就職し、観光係を務めます。

就職難といわれる時代にあって、住み慣れた都会を離れて就職せざるを得ない主人公の境遇に哀れみをかけてしまいそうですが、主人公が雨無村で就職するのは「生まれ故郷の人々のために働きたい」というもの(立派!)。あと、彼女にフラれたというのもあって…(そうですか…)。

そんな境遇なので、Uターン就職がバンバンザイなのかと思いきや、地元の駅に立ち、何もない景色を目の当たりにすると、やはりちょっと後悔して(東京で就職したほうがよかったかな…)と思ったりする主人公の正直さに、か…

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古くて新しい!? 天狗の娘のほのぼのマンガ

古くて新しい!? 天狗の娘のほのぼのマンガ

高校生の秋姫。ちょっと(!?)力が強いだけの女の子と思いきや、実はお父さんは天狗。そう、秋姫は、町の人たちもよく知っている「天狗の子」なのだ。

『町でうわさの天狗の子』。何かのたとえかと思っていたら、主人公は本当に天狗の子。でも、見た目はいたって普通の女子。お父さんは秋姫が住む町の山の神様のようなもので、町のみんなは秋姫が天狗の子だということは知っているし、それで何か起こったり(捕まえてどこかに売っちゃおうとか、生態を研究しようとか)、ということはない。

いたって平和な生活。普通に恋だってする。ただ、秋姫としては、お父さんが天狗だから、自分も突然、天狗になったりしないかと不安もある。確かに、ある日、自分の顔が真っ赤&鼻がグーンと伸びたりしたらびっくりだ。たぶん泣く。

秋姫本人には、「天狗の子だから…」という引け目がなくもないんだけれど、周りの人たちにも恵まれて穏やかな日々を送っている。 何より、秋姫が住む町が田舎で、非常にほのぼのとした気分になる。またそんな町だから天狗も住んでいるのだけれど。

それにしても、「天狗」というのが何だか古くて新しい。もし、魔…

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「岩本ナオ」の本・マンガ

夏の子供 魚住くんシリーズV (角川文庫)

夏の子供 魚住くんシリーズV (角川文庫)

作家
榎田ユウリ
岩本ナオ
出版社
KADOKAWA
発売日
2015-06-20
ISBN
9784041017692
作品情報を見る

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