若手注目俳優・落合モトキ 、10年来の愛読書は吉井和哉の日記本
「吉井和哉さんは僕の憧れの人。出会いは中学生の頃、当時、ザ・イエローモンキーを親父がよく聴いていて、“いいなぁ!”と。ビジュアルを観た途端、そのルックスがあまりにもかっこよくて。いい意味で、病的にヤバそうな感じにヤラれた(笑)」
そんな落合少年がお小遣いで買ったのが『吉井和哉の㊙おセンチ日記』。“イエモン”ブレイク前夜の1992年から3年余りにわたって綴られた数多のコラムは、“そうきますか!”と、ふいを突かれる独特な視点から切り取られた日常が、時に繊細に、時に下世話に、煽情的に、赤裸々なまでの言葉で綴られている。
「こういうルックスの人って、ストイックで怖いんだろうなと思っていたら、ギャグセンス満載でかなり笑えた。“ここ、いいじゃん!”という個所が読むたびに変わるのも魅力。20年も前に書かれた日記なのに、現代にリンクするような問題を投げかけているのもすごい」
この日記を吉井和哉が書いたのは26歳から29歳にかけて。落合さんもあと数年で、当時の著者の年代に差しかかる。
「この日記が書かれていたのは、“イエモン”の活動が軌道に乗る前の時期から。僕も…